コロナで大阪ライブには行けなかったので東京配信見てました。
大阪のセトリの方が古参ファンを喜ばせるようなセトリだったようで羨ましい。行きたかった。
目次
セットリスト
恋せよ乙女
アタシ狂乱ノ時代ヲ歌ウ
自由戀愛
快楽のススメ
恋闇路
まだら恋椿外道
聖少女領域
ドリアンヌ嬢の肖像
Art de Vivre
転生離宮へ
緋ノ月
ノスフェラトゥ
大正撫子モダンガール
鹿鳴館ブギウギ
昭和恋々幻燈館
平成日本残酷物語
令和燦々賛歌
日出づる万國博覧会
君影草
森の祭典
Cafe d’ALIで逢いましょう
（好事家ネットさんのツイートより引用】
恋せよ乙女
今回は30周年記念ライブも兼ねているので、出囃子もデビューシングル「恋せよ乙女」のアレンジ。
突然Aメロのアカペラから入って鳥肌が立った。
その後のアレンジもさいっこうに格好いい。片倉さん本当センスがいい。
片倉さんの作業量がどれぐらいになるか分からないけれども、もっとライブで過去の曲の新作アレンジ披露してほしい。
恋せよ乙女、生で聞きたかった。
この曲を92年の段階で作ってたの時代を超越してるんだよなあ……
アタシ狂乱ノ時代ヲ歌ウ
Belle Epoqueのキラーチューン。
ここ数年、アルバムの1曲目の完成度が高い。
ちょっとアリカさん苦しそうに歌ってました。曲の難易度が高すぎるんだよ。
舞台にはドラァグも加わってアリプロライブらしくなってきました。
MC
「皆さんこんばんは、ALI PROJECTです」のお馴染みの挨拶。
アリカさん喋り方が相変わらず可愛い。
自由戀愛
意外なチョイス。
自由恋愛というフレーズ自体が、身分制社会の解放（＝美しい時代）のイメージがあるからかな？
快楽のススメ
「Cafe d’ALI」に登場する曲からのチョイス。
「薔薇美と百合寧の不思議なホテル 」が来ると思ったのでちょっと意外。
今回のライブ衣装とこの曲似合うなあ……。
MC
「最初は国宝というアルバム名だった」
「次にやる恋闇路は思い入れの強い曲」
「大阪では雪華懺悔心中だったけど、東京はまだら恋椿外道」
僕は雪華懺悔心中の方が好きなので、大阪行った人が羨ましい……
恋闇路
人情を歌った曲。
イントロのピコピコ音からの、こぶしが効いた歌い方のギャップが最高なんですよね。
まだら恋椿外道
A級戒厳令からの選曲。
久々に聞いたけどタイトルもそうだし、歌詞で使ってる言葉がハイセンスすぎる。
MC
「妖怪になりたい。ベムと反対」
「ドリアンヌの名前は突然思いついた」
「配信でやるから聖少女領域歌う」
聖少女領域
アリプロお馴染みの一曲。
今回は「ベルエポックバージョンの歌い方」とのことだけれども、違いが分からず……。
当時は先鋭的な曲だと思ったけれども、今のアリプロの曲と比べるとだいぶ尖りが少ない。（もちろん貶してるわけじゃないし、聖少女領域は大好きな曲です。今も昔もどっちのアリプロも好き！）
アリカさん最後歌詞吹き飛んでた？
ドリアンヌ嬢の肖像
この曲はホラーだから歌っていると寒気がするとのことでアリカさん毛皮装着。
ツイッターで「ドリアンヌ嬢」と調べると、自分もライブ中寒気がしたと呟いている人が何人もいてびっくり。
歌詞が重いからかなあ。
Art de Vivre
お着替えタイム。
転生離宮へ
ステージと客席の間に幕が降りる。
ベールって呼ぶのが正しいのかな。
良い意味で宗教色が強い曲なので雰囲気に合った演出。
間奏ではアリカさんのアカペラが入りました。
緋ノ月
アニメ『月とライカと吸血姫』のOP主題歌。
タイアップ曲らしからぬゆったりテンポの曲。
転生離宮と連続で聞くとちょっと眠くなる……
MC
「転生離宮は、緋ノ月を作ったときの宇宙のイメージが残っていたから作れた」
「私は赤を着なくても、赤を表現できる（緋ノ月のジャケット衣装の話）」
メチャクチャ言ってるな…
ノスフェラトゥ
緋ノ月のカップリング曲。
エスニックな雰囲気で良い曲なんだけれども、やはり曲順の問題で眠くなる……
大正撫子モダンガール
衣装が東方の霊夢みたいでこの曲の雰囲気が似合うなあと。
MC
「衣装は過去の物の使い回し。大阪ライブのときには無いアホみたいなリボンも付けた」
ここからいつものメンバー紹介。
「マイメロのお母さんが「女の敵は女」と言って燃えたのがよく分からない。物作りする人も、売る人も、ちょっとしたクレームに負けてはいけないと思う」
「ライブグッズのトラの人形は大阪は黄色。タイガースだから」
鹿鳴館ブギウギ
Belle Epoque（美しい時代）ということで明治の曲。
イントロ中のナレーションが良かったですねえ。
久々に聞いたけど良い曲。歌詞がセクシー。
間奏が長いのでアリカさんが動き回っています。
昭和恋々幻燈館
名曲。
平成と比べて昭和が決して良い時代じゃなかったというのは、様々なデータを見ると確定的な事実です。犯罪件数は昭和の方が明確に多かったはずですし、人々の人権意識も最低レベルでした。
ただ、実際のデータはさておき、その時代を生きた人々の心の切り取り方が見事なんですよねこの曲。
昭和は高度経済成長時代と重なっていたこともあって、今よりも人が未来に心を躍らせていた時代だったと思います。
「戻らぬ恋人待つように」のフレーズが最高なんですが、この時代が抱いていた高揚感は二度と返ってこないでしょう。
生バイオリンも相まって最高でした。
平成日本残酷物語
リリース時はそこまで好きな曲でも無かったんですけれども、今聞くとめちゃくちゃ面白い曲ですね。
大正と昭和をあれだけ優しい視点で切り取ったアリカさんは、平成の時代はこんな風に解釈してるんだなあ、と。
この曲の歌詞が表現しているのは、平成という時代の「閉塞感」ですよね。あと、昭和の時代が生み出した「人間らしさ」という幻想へのコンプレックスと。
ツイッター見てるとかなりこの曲への思い入れを持っている人は多いみたいで、今ならそれも分かるなあ。
そして、最後の「ばきゅん」は可愛すぎ。
令和燦々賛歌
平成をあんな風に捉えていた人間が令和にこんな希望を持ってるわけないだろ！いい加減にしろ！！
と今でも思うんですけれども、平成日本残酷物語があれだけ重くて、令和も同じような重さだと、我々も生きるのが辛くなるので、これはこれで良いのかなあと。今回のライブで思いました。
よく聞くと上級国民下級国民への言及もあってゾクリとするのですが、そんな歪みをも軽やかに受け流す歌詞の態度が、大人で良いですね。
MC
「平成の歌だけ尖りすぎ」
「万博の歌のためにライブで日の丸を振り回したかったけれども、やめろと言われた」
「日はどこでも昇るので、日出づる万國博覧会というのは日本に限定した曲ではない」
「NHKで使ってほしい」
日出づる万國博覧会
アリカさんとドラァグでオリジナルの小さな旗を振り回していました。
かわいい。これぐらいなら日本国旗でも良かったと思います。
アリプロの抱える愛国思想みたいなのを上手くポップに昇華した曲ですよね。
あんまり思想性が強すぎる創作物は苦手なんですけれども、この曲は本当に良い。
アンコール
君影草
日出づる万國博覧会でおかしくなったテンションを戻すのに一役買ってくれました。
いわゆる白アリと呼ばれる曲の中では、春蚕と同じぐらい好きかもしれない。
森の祭典
通常盤買ってないので初めて聞きました。
自分はこの曲好きです。
新曲としてリリースされても全く違和感無く受け入れそう。
でも、これじゃ売れないだろうなあ……
歌詞もメロディも先鋭的すぎて付いていける人少ないでしょ……
衣装にエルフ耳くっついてたけど、これは配信じゃないと気付かなさそう。
MC
「森の祭典は30年以上前の曲。早口。奇妙な転調しまくり。Youtubeでアップしたら人気出たかしら」
「Cafe d’ALIはアリプロファンへのお礼の曲」
「アリプロの曲は、人気の曲がピンと来ない人たちへの曲。クラスにひとりかふたりの少数派に向けて作っている。もっと売れてもいいと思っているけど」
「本当はCafe d’ALI（かふぇっだり）と発音しないといけないけど、Cafe d’ALI（かふぇどあり）」
Cafe d’ALIで逢いましょう
ツイッターで「ドラァグが歴代のアリプロソングの振り付けをしている」と見て、実際にそれを踏まえて映像見たら泣きかけた。
俺の思い出を刺激してくるの卑怯だからやめてくれよ！！
これライブ会場で聞いたら泣いてたのかもなあ。
今まで曲を聞いて泣いたことないんですけど、CDでこの曲聞いたとき、初めて泣いちゃって。
それは自分がクラスの少数派で、アリプロの曲に勇気づけられた人生だったからなのかもしれません。
エンディング
「次はA級ヒットパレードで会いましょう」
ああ、これはA級ヒットパレードを見るまで俺は死ねないなあ。
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