物語の核心に触れるのでネタバレ注意です。
ミステリーで言うところのトリック部分ですね。
7話 トリック・オア・トリート
物語が佳境に入ったようです。
これまで点で配置されていたギミックが、徐々に繋がって線になっていく回でした。
その中で、女子高生誘拐事件だけがまだ本筋に絡んでいないのが気になります。
小戸川が誘拐事件に関わっているような描写を執拗に見せてくるのがミスリーディングっぽいですが果たして……。
小戸川の家の押入れの中に隠れているのは女子高生じゃなくて捨て猫とか捨て犬なんかじゃないかとちょっと予想したんですけれども、この動物だらけの世界でペットが存在するとワケわかんなくなるんですよね。どうするんだろう。
8話 Bless you
全てのキャラクターが動物の形をしている理由がこの話で判明。
ややアンフェアですけれども面白いアイディアでしたね。
東京や宮崎といった具体的な地名が出ていたのは、「このアニメが現実世界の延長戦上にある(本当は喋る動物なんていない)」ということを示すための布石だったわけですね。
そして小戸川の部屋にいた謎の人物は、まさかのイマジナリーフレンド説。
これはちょっと強引すぎるので、もう一捻りあった方がうれしいですねー。
正義のヒーローとして立ち上がったはずの樺沢にアンチ勢力が出てきたという展開は、全盛期の某有名人アンチスレを思い出しました。
某有名人を社会的に抹殺するために何人かがコテハンをつけて、そのスレッド内で音頭を取っていたのですが、コテハンを付けた人間は例外なく消えていったんですよ。
そのスレ住民と志は同じだったはずなのに、何故かコテハンを付けていない無名のスレ住民に誹謗中傷されて、露骨に足を引っ張られてたんですよね。
今思うと、スレ住民の大半は目立つ人間を断罪出来れば何でも良かったのだと思います。
無名の人たちを味方に付けて他人に危害を加えると、必ず自分に返ってくるのだなあと思いました。
9話 ヒーローの憂鬱
柿花と樺沢が抱えていた「承認欲求の暴走」という大テーマがこの話で解決。
ドブが樺澤にしていた説教の知能指数が高くて驚きました。
一時的とはいえドブが小戸川サイドに付いたことで、自分の中で彼への好感度が上がっていってます。
裏切るかどうか分からないけれども頼もしい。ナメック星編中盤のベジータみたいな立ち位置ですね。
ここからストーリーの焦点は小戸川の謎に合わされていくようです。
睡眠障害、イマジナリーフレンドと様々な精神的な問題を抱えていることが明らかになってきた小戸川。
さて、それを残りの話数でどんな風にストーリーに組み込んで、どのように解決するのでしょうか。楽しみです。
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