様々な理由で「あー、これ一本の記事にするのめんどいなー」と思った本の供養所。悪口書くと意外と作者にエゴサされてたりするんすよね……。
もっと言ってはいけない
前作の言ってはいけない―残酷すぎる真実―は、犯罪者の子供は犯罪者になりやすいとか、子育ては子供の成長に関係ないとか、人種によるIQの違いであるとか、遺伝と知能の関係をエビデンス付きで紹介していて、嫌な気分にはなるけれども面白い本だったんですよね。
今作も出だしは「日本語を理解できない日本人が全体の30%存在する」とキャッチ-な話題から入るものの、途中から人種ごとの知性の差の話ばかりになって退屈でした。ヨーロッパ人とかユダヤ人とかの知性がどうだとか、そういう話には興味は無いもんで……。
しかもデータを羅列しておいて肝心の部分が筆者の推測で書かれているんですけれども、筆者は遺伝学の専門家じゃないのでちょっとそれは信頼がおけないなあ、と思いました。
一方で人をゲイにする遺伝子が存在する(かもしれない)、現代社会は高度化しすぎていてほとんどの人がついていけない、IQとはIQテストが測っている数字に過ぎないので国によって有利不利がある、という話は面白かったんですけれども。
知識を操る超読書術
悪い本じゃないんですけれども、本がこれ以上無いぐらいまとまっていて、別に俺がまとめる必要無いんじゃね?という理由から。
「本に何を期待して読むかを予め考えておく」というのは意識的に取り入れるようにしています。
ゴジラvsコング
馬鹿映画のジャンルだと思うんですけれども、あんまりノりきれなかったです。
「お前らこれで納得しろよ?」という監督からの圧がスクリーン越しに伝わります。
野生で過ごしたはずのコングが一本背負いみたいなモーションでモンスターを倒していたのがシュールでした。
内容の薄さも込みでUSJの4Dアトラクションみたいな映画だった。
メンタル・タフネス
ときどさんが影響を受けた本だと思って期待してたんだけれども、情報が古くて「んー」という感じ。よく見たら20年前の本なんで仕方ないんですけれども。
たとえばネガティブな出来事はポジティブに変換しろ!みたいなことが本の中で推奨されてるのですが、ポジティブシンキングって害悪じゃね?という話をパレオさんがしていたし、自分でもポジティブシンキングの効果を実感したことが無いので、かなり懐疑的です。
とはいえときどさんが影響を受けたというのは嘘ではなく、情熱大陸で取り上げられていたメンタル成績表みたいなのはこの本からの影響みたいですし、その成績表に限って言えば確実に効果がありそうなんですよねー。
でもこの本を勧める気にはちょっとならないかなー。
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