この映画が上映されていた当時はテレビCMがガンガン流されていたように思います。
何と言っても大人気アメリカンコミックスX-MENが待望の本格実写映画化ですからね。今思うと映画とのタイアップ企画とかヒット後の商品展開とかも用意してあったのかもしれません。
そんなわけで「X-MEN」です。
あらすじ
最新VFXを駆使した近未来SFアクション超大作!今、人類の未来と進化をかけ、新たな戦いが始まる──。200X年。人類は新たな「差別法案」の立法化を目指していた。それはDNAの突然変異により超人的なパワーを持つ“進化した人類=ミュータント”を社会から合法的に迫害するものだった。人類との共存を目指すプロフェッサーX率いるミュータント集団X-MENは、人類の滅亡をもくろみテロ活動を企てるマグニートーたちと全面対決に突入していく!
Amazonより引用
あって無いような世界観設定
ミュータントが迫害されつつある世界観の中、過激派ミュータントテロリストと正義のミュータントの戦いが勃発するという設定は面白いものの、特にミュータントの悲哀に触れられるわけでもない。設定がただの「言葉」でしかなく薄っぺらいことこの上ない。まあ、きっと観客はX-MEN達の超絶なシバキアイや派手なCGを見に来てるんだろうから背景情報を気にするのなんかむしろ野暮なんでしょう。
駄菓子食ってるみたいな映画
しかしまあ肝心の映像方面も流石に2021年の人間が見る物じゃありません。今の映像技術と比較するのは残酷だとは思うんですけれども、やはりどうしてもPS2レベルのCGを見て「うおおおおおおおおお」とはとてもなれない。
MCUのアイアンマンなんかは10年以上前に作られたので映像技術は流石に古さを感じるものの、ストーリーやキャラ設定に斬新さがあるので、令和の今でも見る価値のある映画なんですけれども、対するX-MENはその場限り楽しければいいという駄菓子のようなクオリティ……。やっぱり話題の映画は話題のうちに見ておくもんだなあと少し思いました。
MCU映画が過去のマーベル映画のどのような部分を反省して制作に臨んだのかという部分を知りたいのなら今でも見る価値はギリギリあるかなあってところですね。
聞いたところによるとこのX-MENを見なくてもMCUの世界観は一切過不足なく楽しめるらしいので、気合の入ったオタク以外は見なくてもいいやつですね。
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