言わずと知れた日本で一番有名なプロゲーマー、格闘ゲームの””神””と称される梅原大吾(通称ウメハラ)の著書です。
今でこそ面白配信おじさんの一面も強くなったウメハラですが、この本が出たころは露出も少なくてめちゃくちゃ神格化されてたなあ、と当時が少し懐かしくなりました。
ウメハラの著書自体は勝ち続ける意志力を発売日に読んで、その後2回ぐらい読みなおしたきりだったんですけれども、今回の本も面白かったです。
現在セール中です。紙の半額で電書版が買えます。
概要
「目標は低いほどいい」「勝負に感情はいらない」「技術より“視点”が大事」……17才で世界一、日本初のプロ・ゲーマーになった梅原大吾。誰より正しい努力を続ける34歳が語る、結果を出し続けるための考え方。
Amazonより引用
だいぶガッツリ格ゲー寄りの本
ウメハラが出す本も3冊目ということで、今回の本では「Zero3はオリコンが強かった」とか「ウル4のリュウアドンはコミュニケーションが成立しない」とか結構ガッツリと格闘ゲームの話に触れてあります。
自己啓発本って大前提として多くの人に読んでもらわないといけないので、あまり著者の専門分野の話は出ないんですよね。だから、良いことは書いてあるけれども「それは誰でも言えるじゃん?」みたいな内容になりがちでハッキリ言って面白みに欠けるんですよ。
でも、この本はウメハラの専門領域である格闘ゲームのディープな話にまで踏み込んでいる分、他の自己啓発本との違いがすごいハッキリしてて、そこが面白かったです。
格闘ゲームを全く知らない人が読んでどう思うかというのはちょっと分からないんですけれども、専門用語を使うときは普通の人も付いてこれるように丁寧に説明してあるんで多分大丈夫じゃないかとは思います。
Amazonレビューを見ても概ね好評のようですしね。
良くも悪くも役に立つのは10年後
ときどさんの書いた世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0(感想記事)も自分の専門分野のゲームの内容にガッツリと触れた自己啓発本なんですけれども、努力2.0は具体的な話なんで読んでから大体3ヶ月後ぐらいに役立つ内容だと思うんですよね。
対してウメハラの1日ひとつだけ、強くなるは具体的な取り組みよりも努力の方向性や抽象的なテーマについて綴った本なので、読み終わってから10年以内に1個でも役立てば良いかな?って感じです。良くも悪くも即効性はあまり無さそうに思いました。
どっちが優れてるとかは特に無いんですけれども(どっちも良い本だから)、格ゲーを長くやるつもりがある人にはウメハラ本の方が良いのかなという気がしています。
まあ、両方買うのが一番だと思いますが。
特にウメハラ本は今セール中で半額ぐらいになってますし是非。
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