『天元突破グレンラガン』『キルラキル』でタッグを組んだ今石洋之・中島かずきがそれぞれ監督・脚本を務めた作品です。
女性人気が非常に高いアニメだったように記憶しています。劇場に何回も足を運んだファンもいたようです。
でも僕はちょっと肌に合わなかったです。
まあ、「こまけぇこたぁ良いんだよ!!」という勢いものなので、映画館で見たら評価が大きく変わっていたような気がしますが。
あらすじ
全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。あれから30年–攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は–。
Amazonより引用
スタイリッシュすぎてついていけない
絵のレベルは非常に高く、スタイリッシュで動きも面白いです。
この映画の面白さの7割ぐらいは多分この絵のテンションの高さだと思うんですけれども、スタイリッシュすぎて何をやってるか分からないことがめっちゃ多かったんですよね。
キャラ判別がむちゃくちゃやりにくくて、そこで頭を使ってしまう分ちょっと映画に入り込めなかったです。
大スクリーン&大爆音で見たら全部吹き飛んだんだろうけれども
あとは設定が難解というほどでもないのですが、詰め込みすぎですね。
なんというか、全12話でやるべき話を何かのっぴきならない事情で2時間弱にまとめざるを得なかったんじゃないのかと邪推してしまうような説明の少なさでした。
絵のわかりにくさにしても、設定の面倒臭さにしても、そういったとっつきにくい部分はボーカル付きのBGMとアツい台詞で吹き飛ばそうとしていたのは感じたのですが、どうにもノリきれませんでした。
映画館の大スクリーン&爆音環境で見たら「すごいものを見てしまった……」という気持ちになると思うのですが、うちのゲーミングモニター&安スピーカーで鑑賞する分にはちょっと辛かったですね。
この作品は本職の声優で良かったんじゃないかなあ
この映画ってメインどころの役を本職の声優じゃなくて松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人がやってたんですよね。
僕はそんなに本職の声優にこだわるタイプでもなく、何なら俳優が声優やるのもそれはそれで味が出て良いと思うタイプなんですけれども、ただ、この作品の場合は本職のほうが良かったと思いました。
別に演技がド下手ということはないんですけれども、作品のアニメ的でハチャメチャなテンションと、アニメ声優的じゃない演技のテンションが一致してなかったんですよね。
そこも地味に辛かったです。
とはいえ、一緒に見たうちの彼女なんかは絶賛してました。この映画はどうにも好みが別れるようです。
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