宮崎駿版があるから企画が通ったと思うんだけれども、宮崎駿版から脱却しようとし過ぎてコケちゃった感じがある。
この映画はAmazonPrimeに入会していると、プライムビデオで見ることが出来ます
あらすじ
≪見知らぬ町で1年間暮らす。それが魔女修行の掟なのです。≫
魔女の血を引く少女キキは13歳になり、一人前の魔女になるための決まりに従い、黒猫のジジとほうきに乗って旅に出る。
やがて辿り着いた海辺の町コリコでキキを待ち受けていたのは、パン屋の女将・おソノや、空を飛ぶことを夢見る少年・とんぼら、個性豊かな住人たち。
キキはおソノのもとに居候し、お届けもの屋「魔女の宅急便」を始めるのだが…。
Amazonより引用
聞いてくれ!キキ役は本当に良かったんだ……
声を大にして言いたいのは、小芝風花が演じるキキは本当にめちゃくちゃ可愛い。
というかキキの可愛さがこの映画の全部。
コロコロと変わる表情やちょっと慌ただしい所作に少女の可愛らしさがぎゅーーーっと詰まっていて本当はこの映画に5億点あげたい!!
でも、いくら可愛さが5億点でも映画としての出来が悪いから2時間弱見るのは結構根性が必要なんですよね……。
そもそも宮崎駿版が強すぎる。
魔女の宅急便というと宮崎駿監督のアニメが強すぎて、あれのイメージしか無い人もいると思うんですけれども、実は角野栄子が書いた児童文学が原作なんですよ。
で、アニメ版は宮崎駿が大幅に話をアレンジした物なんです。
今回の実写版はかなり原作に忠実に作られたそうなんですけれども、評判を見る限りだと何人かは「アニメと違う!!」という理由で評価を低くしたみたいですね。
映画がつまんないのは同意なんですけれども、ズレたところで批判されてるのはちょっとかわいそうだと思いました。
まあ、そもそも映画が面白ければ、そんなことも言われなかったんでしょうけども。
何も悪くない。ただ遅い。
宮崎駿版が有名なんで、負けないように丁寧に丁寧に原作に寄せていったのは伝わるんですけれども、それがもしかしたら仇になったのかもしれません。
僕は原作を読んだことないんですけれども、それでも映画から逆に原作がどんな作品だったのか目に浮かんだぐらいですから、めちゃくちゃ作品に愛情が籠められていると思うんですよ。
ただ、展開がすっとろすぎるんです。
児童文学が原作だから子供に配慮して丁寧に説明してるのか、それとも原作の世界観を忠実に再現し過ぎたせいなのか分かんないんですけれども見てて本当に眠いんですよ。
途中からスマホ触りながら見ちゃいました。
本当に残念というか、気の毒な映画でした。
続編があれば見たいんですけれども、多分無理なんでしょうね。
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