桐生一馬伝説、最終章
目次
あらすじ
■愛する者の幸せの為、“伝説の龍”が再び立ち上がる
2012年。全国の極道組織を巻き込んだ一大抗争が終結した後、極道だった過去を精算すべく、刑務所で獄につながれる道を選んだ桐生一馬。それから4年後、2016年。出所した桐生を待っていたのは、「遥の失踪」という報せだった。遥の消息を求めて東京・神室町へと戻った桐生。ようやく探し当てたのは、轢き逃げに遭い、生死をさまよう遥の姿。そんな中、遥が失踪中、広島にいたことが判明し、桐生は広島・尾道仁涯町へと渡るのだった……Amazonより引用
感想
シリーズにそこまで熱心じゃなくても楽しい
龍が如くシリーズはナンバリングは1、5、0しかやってないです。但し、見参、維新、ジャッジアイズは遊んでます。
そんなわけで僕は龍が如くプレイヤーとしてはそこまで熱心では無いのですが、龍が如く6は問題なくストーリーに入り込めました。
ゲームを始める前に過去ナンバリング作のあらすじを結構ガッツリと文字で読めるのがありがたかったです。
強引なストーリーはもはや様式美の領域
ストーリーは多少粗いところはあるんですけれども、そこはもう想定内の粗さ。
無理が生じる部分は「はいはい来ました来ました」とか「やっぱこれが無いと龍が如くは始まらないよなー!!」と言いながら喜んで楽しむべきもの。整合性がどうとか言ってるとこのゲーム楽しめません。
敵が大事な秘密を暴露しようとした瞬間に何者かに銃殺されるパターンなんて全シリーズやってない僕でも見飽きた展開なんですけれども、そこは伝統芸能や名人芸を見るような気持ちで見ましょう。
今回はそれに加えて「ここはわしに任せてつかぁさい」展開が異常なほど多く、新たな龍が如く名物誕生の予感に胸が躍りました。
シンプルで取っつきやすいストーリー
ストーリーのテーマは「親子の絆」なんですけれども、僕が遊んだ他の龍が如くと比べてストーリーラインが非常に分かりやすいです。それ故に、サブクエストを遊んでいるうちにストーリーを半分忘れるということがほとんど無かった気がします。
まあ、いつものように、後半の余計などんでん返しのせいで無駄に話が分かりにくくなるんですけれども。
評判が分かれているらしいエンディングについては桐生らしくて僕は好きでした。まあ、怒る人がいるのも分かります。
宮迫さん声優上手い
また、起用した芸能人の演技の質が高く、アニメ声優では出せない演技が物語の臨場感を大きく高めてくれます。特に雨上がり決死隊の宮迫が演じる南雲の演技がとても自然で、面白さの7割ぐらいは宮迫のおかげなんじゃないかと思えるぐらいです。
北野武の飄々とした好々爺っぷりも、シリアスなようでどこか笑える部分の多い本作の雰囲気と上手くマッチしてました。
戦闘はゴミ
但し、戦闘の出来の悪さは擁護出来る部分が特に無く、シリーズ1作目ならともかく6作目でここまで改悪するか!?ってぐらい残念な出来です。
ヒートアクションが歴代と比べて少ないとかは別にどうでもいいんですけれども、ボスでも雑魚でもこっちのコンボの最中でもガードを挟んでくるので爽快感が皆無です。雑魚との対戦は苦痛なんで可能な限り避けてストーリーを進めていました。
気合いの入った暇つぶし
龍が如くに何を求めるかによって評価が大きく分かれる1本。
僕にとって龍が如くは『気合の入った暇つぶし』『失われつつある任侠的価値観の再確認』のためのソフトなので楽しく遊べました。
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