キラキラした価値観に疲れてると響く:チェンソーマン 1/藤本タツキ 感想【マンガ記録】

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みんなが狂ったように褒めるから読んだ。

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 

あらすじ

悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

Amazonより引用

 

感想 

主人公・デンジの夢は『胸を揉みたい』『普通の生活をしたい』というジャンプヒーローらしからぬものです。

これが『今の世の中じゃ、そんなに夢も希望も抱けない』という意味の、ジャンプ漫画に対するアンチテーゼのようで、夢とか希望みたいな「キラキラしたもの」がしんどい年齢になってきた僕の心にクリーンヒットしました。

1話で主人公は早速、雇い主に裏切られてしまい、『ほら見ろジャンプ的な価値観を信じてもいいことなんて何も無いじゃないか』と言いたくなるような目に遭いますが、そこからのジャンプ的な展開に胸が熱くなるのは僕が内心ではジャンプ的な展開を待ち望んでいたからかもしれません

こういったジャンプへのアンチテーゼっぽい部分と、気持ちのいい王道展開のバランスの良さが人気のある理由なんですかね。

ツイッターを見ると方々で 「伏線がすごい」「展開が意味わからない(褒め言葉)」と言われているチェンソーマンですが、みんなの言う『すごい』が訪れるのは9巻からのようで。読み進めるのが楽しみです。

ちょっと普通の王道展開に飽きてしまった人には特にオススメの漫画です。

 


 

プロフィール

読書好きのゲーマー。
ゲームは無双みたいなライトな物が好き。
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