ようやく折返しの話数に到達しました。
第25話 コロニーが落ちる日
シロッコの部下であるサラがアーガマに投降してきた。サイド4の廃棄コロニーをグラナダに落とそうとする、ジャマイカンの作戦を密告するためである。
シロッコは、自分の予定にない無意味な殺戮を阻止するのと同時に、ティターンズ内での立場を強化するため、上官であるジャマイカンを失脚させようとしたのであった。
サラの情報を信じたカミーユにアーガマのクルーは従い、これを阻止するためMS隊を発進させた。
一方、アーガマ内に軟禁されたサラは、自分に好意を寄せるカツを利用してアーガマからの脱出を図った。別れ際、彼女はカツにギャプランに死角があることを教え、アーガマから離脱する。
カミーユはカツの情報でヤザンのギャプランを退け、エマの活躍でコロニーはグラナダへの落着コースから離れて行く。
・白旗を持って現れる敵モビルスーツ。わざわざ特注でこのサイズの白旗を作ったんでしょうか。中に乗っているのはシロッコの部下、サラです。
・ニュータイプのカミーユがサラを信じると言うので、アーガマのクルーはサラを信じることにするようです。嘘発見器代わりにも出来るなんてニュータイプって便利なんですねえ。
・ふるーい喫茶店に行くと今でもたまに見かける占いマシン。宇宙世紀まで残ってたんですね。これによるとエマは近々縁談があるということです。
・ファとカミーユが痴話喧嘩のやりとりをするような場面もあって、まるで日常回のようです。
・サラに利用されていたことを知って、涙を流すカツ。何だか恋愛要素がマシマシですな。前作と比べて明らかに男女間の関係が強調して描かれているので、何らかの形で冨野監督なりの『戦争と男女関係』へのアンサーが最終話あたりで描写されるんでしょうね。
・明日使えそうで多分使えない名言。
・そういえばファーストの頃はロボット物=子供向けというイメージがあったせいなのか、毎週のように面白い形の敵モビルスーツが出てたのにZではそうでもないんですね。ちゃんと量産型っぽいマシンばかりが出てきます。
・Zガンダムのテーマの輪郭がおぼろげながら見えてきた気がする回でした。
第26話 ジオンの亡霊
ジャマイカンの姑息なコロニー落としに反感を抱いたヤザンは、独断でアーガマへの攻撃の準備を進めた。
ヤザンのMS部隊に応戦するエマとカツは、ジオン公国軍の戦艦グワジンの残骸が漂流する宙域へと迷い込む。
救援に駆けつけたカミーユがヤザンと一騎討ちをする中、グワジン内でヤザンの部下を退けるエマとカツ。
ヤザンの気迫に押され、グワジン内部に逃げ込むカミーユを救ったのは、ゲルググの残骸を動かしたカツの機転だった。
カツの攻撃により片腕を吹き飛ばされたヤザンはアレキサンドリアへと撤退する。しかし、その行動はジャマイカンを謀殺しようとするヤザンの策略だった。
ヤザンを狙ったエマのビームはアレキサンドリアの艦橋を直撃し、ジャマイカンは戦死する。ジオンの亡霊が漂う宇宙には、ヤザンの哄笑だけが響くのだった。
・ブライトと同じ方向を見て会話をするカミーユ。 カミーユがブライトと同じ目線に立った見方が出来るようになったというメタファーでしょうか。
・ブライトがカミーユとアムロを重ねて見るようになってきて、いよいよ主人公らしくなってきました。前作のパターンだと、主人公に頼りがいが出てきた頃にひどい悲劇が味方側に襲いかかってきたものですが果たして。
・ヤザン、実は強かった。
・エゥーゴはブレックスを失い、ティターンズはジャマイカンを失ったわけですが、話が大きく動く局面でしょうか。
第27話 シャアの帰還
ブレックス准将を失ったエゥーゴにとって、シャアは次代の指導者となるべき人物だった。
アウドムラでシャアが乗るシャトルを打ち上げようとするハヤトは、その期待を彼に託す。
一方、アーガマと戦艦ラーディッシュは、シャトルを回収する作戦を展開する。だが、アーガマを追撃するアレキサンドリアからヤザン隊が攻撃をかけた。
ジェリドもサラとマウアーを伴い、後方からメガ・ランチャーでΖガンダムを狙撃しようとする。
両者の交戦が続く中、シャアは地球から連れてきた孤児のシンタとクムを連れてシャトルからボートで離脱し、アーガマとの合流地点へ向かった。
・昔なら理解できないクルーに全力でぶつかっていったと思うのですが、大人になったブライトさんは諦めるのが早い。
・後半のテーマだからだと思うんだけれども、やけに男女関係が強調されるアニメになったもんだなあ。これで特にテーマじゃなかったらどうしよう。
・ティターンズ側にメガランチャーなる兵器が投入されました。かっけえ。
・この前、マザコンだと言われてた一方で、父親はいらないと言われるカミーユ。男は父親なら越えられるけれども、母親には永久に敵わないのかもしれません。
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