暇すぎたのでツイッターでおすすめの映画募集してサイコロで見る映画決めたら沈黙に決まりました。
皆様映画のおすすめありがとうございました。見れない物、過去に見た物を除外してサイコロを振った結果、こちらの映画を今から見ることになりました。日曜日のうららかな昼に見るもんじゃなさそうだけど僕よりサイコロのが偉いので頑張って見ます。 pic.twitter.com/aTSDeti5Ac
— カミヅキ (@CAMDUKI3) July 5, 2020
アマゾンからコピペしたあらすじ貼っておきます。
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の日本。高名な宣教師の棄教を聞き、その弟子のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)らは長崎へと潜入する。彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、弾圧を逃れた”隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。しかしキチジロー(窪塚洋介)の裏切りにより、遂にロドリゴらも囚われの身となり棄教を迫られる。
守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
拷問されている民を救うためにキリスト教の棄教を宣言することは罪なのか、それは心の弱さなのか、神への背徳なのか、という主人公の問いが永久にグルグルしてる映画です。
出てくる隠れキリシタンはみんな小汚い百姓ばかりだし、そいつらに踏み絵をさせる代官は野太い声の下品な男だしで、序盤だと日本は彼らの言葉すらまともに知らない蛮族の国みたいな描写をされていたんですけれども、イッセー尾形が演じる”井上様”が出たあたりで映画の空気は大きく変わります。
序盤の日本人=蛮族のイメージからてっきり井上様も頭ごなしにキリスト教を批判するのかと思いきやそうではなく、信仰の多様性は認め、キリスト教を否定しないうえで、宣教師の抱えた傲慢さを指摘しながらも日本という国にとってキリスト教が危険すぎるので認めることが出来ないという旨のことを言っていて、僕はここが特に好きなシーンです。
自分はクリスマスを適度に祝って仏滅に適度に悲しむ典型的な無宗教日本人なので信仰心とは無縁なのですが、本質的には人の心の葛藤を描写した作品なのでどんな人でも楽しめる映画だと思います。まあ、楽しめるという言い方が正しいかどうかはわからないんですけど。
映画が面白かったので原作も読んでみたいと思いました。電書版も出てるし。
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