人狼ゲームって面白そうなんだけれどもめっちゃハードル高くないですか。まず参加するために役職を覚えないといけない。それから定石と専門用語を覚えないとすぐ吊られそう。そもそも人と喋るのが得意じゃないうえに嘘をつかないといけないetc…
もうやだ面倒くさい人狼やらないと思っていた引っ込み思案な僕たちのために作られたようなゲームがグノーシアでした。
元々はVitaで販売していたのがSwitchに移植されたということでその時点でゲームの面白さはある程度保障されたようなもの。値段も3000円程度と比較的安いので買ってみたんですけれども、飯食うの忘れそうになるレベルで楽しみました。
SF世界を舞台に一人で人狼をプレイするゲームです。1プレイ15分ほどで死亡ペナルティのような物は無いので、無限に繰り返して遊べます。
ある程度進めると、何人で遊んでどの役職を入れてどの役職を抜くのかを自分で選ぶことが出来ます。自分が村人側になることも人狼側になることも自由自在です。SF作品なので役職名は本家人狼と大きく違いますが、それは順を追って丁寧に説明してくれるので人狼を雰囲気でしか知らなくても特につまずくことはありませんでした。
対人戦は全く無くて純然たる一人用ゲームです。対戦相手はAIのみ。AIにはそれぞれ「論理的に考える」「感情で投票相手を選ぶ」「自分が人狼側のときは真っ先に役職を騙る」などといった性格付けがされています。ループを繰り返していくうちに、彼らの行動パターンが何となく読めるようになると面白さが増します。
プレイ中は航海日誌でいつでも誰がどのタイミングで誰を疑ったかを確認できます。ゲームが終了して全部の役職がはっきりした後に航海日誌を読むと、他のキャラがどんな意図を持って行動していたのかが分かって次のゲームの参考になります。
人狼をモチーフにしたストーリーはその性質上、雰囲気がどうしても暗くて陰湿なものになりがちなんですけれども、このゲームはみんなリアクションが結構あっさりしています。だからといってストーリーが気にならないわけでもないので、その辺のバランス感覚がすごく良いと思いました。
まあ、この手のゲームは最悪wikiを見てやれば絶対クリア出来るので、ちょっとでも興味を持ったら”買い”じゃないかと思います。ダウンロード版しか売ってないのでそこだけが注意ですね。
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