哲学書『ソクラテスの弁明』を読んで『ワンピース』の凄さを知る

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ところで私は哲学の本が嫌いです。だって何書いてるのか全然わからないから。

そんな私が何故この本を読んだかと言うと、唐突にツイッターのフォロワーから「ソクラテスの弁明を読んでくれ!読み物として面白いから!!」と暑苦しいDMが来たからです。

とりあえずはがんばって『ソクラテスの弁明』を要約してみました。

約2300年前の本なのでネタバレ込みで書きます。どうせみんな読まないでしょうし。 

 

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★要約

ある日突然神様から「お前は世界で一番頭が良い」と啓示を受けた敬虔な信者のソクラテス。

彼は自分が誰にも論破されないことが神の正しさを証明すると考え、職をほっぽりだして、賢人を訪ね歩くことを生きがいにし始めます。

しかし、どんな賢人でも必ずと言っていいほど知ったかぶりをしていて、それを指摘すると、みんなメチャクチャな反論しかしてきませんでした。

ここでソクラテスは知ったかぶりをしないという一点において、自分はあらゆる賢人より優れていることを確信しました(これを無知の知と呼ぶそうです)。

ところがソクラテスは賢人達の知ったかぶりをいちいち指摘したせいで彼らにクッソ恨まれてしまい、”神様を信じていない罪”をでっちあげられ法廷で死刑を求刑されてしまいます。

陪審員に減刑を懇願すれば罰金刑か国外追放で済んだかもしれないのですが、ソクラテスはそれを良しとしませんでした。

彼は「いや、俺神様めっちゃ信じてるんやけど?これ陰謀やん。俺のマジレスに逆ギレしてきたやつらがハメに来ただけやて」と自説を曲げずに主張した結果、死刑が決まってしまいます。(このあたりの検事?とソクラテスのやりとりは逆転裁判っぽさがあって面白い)

最後に、死刑判決を受けたソクラテスが「死が怖いかどうかは死んでみんと分からんやん。お前ら無知か?w」「でも俺を死刑にしたことは世界の損失やからな」と一方的に勝利宣言するところで、この本は終わります。

 

要約の書き方こそふざけましたが、確かに読み物として面白かったです。かっこよかったよ、ソクラテスさん。

 

私はこの本から

「知らないことを知らないと言う勇気を持て」

「信念を曲げるな。誠実に生きろ」

というメッセージを受け取りました。

 

そしてワンピースも大体同じことを言ってることに気付きました。

 

だから字が苦手という人も大丈夫。ワンピースを読めばソクラテスの思想が大体学べます!

 (読んだ感想を言語化してみたら、『ソクラテスの弁明はワンピース』という自分の結論が面白すぎてもう他の表現が出来なくなりました。真面目な話、とても素晴らしい本でした) 

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)

 

ちなみにソクラテスの弁明もキンリミに登録すれば定額で読めます!やったね!

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