「お金じゃ本当の幸せは掴めないのに働く意味がわからない」
「一番大事にしなければいけないことは自分の”好き”という気持ちだ」
「でも、”自分の意見”というものが持てる気がしない」
上記の主張に共感した人いますか?たくさんいますよね。それ全部あなただけの悩みじゃありません。ただの現代病です。
では、我々はどうしておじさん達のように無心で働くことが出来なくて、好きという気持ちを抑えられなくて、自分の意見を持つことが出来ないのでしょうか。
現代を怠惰に生きる我々の疑問に答えてくれる本が『ぼくたちの洗脳社会』です。
今は「評価経済社会」と名を改めて販売されています。
・数百年前のSF小説で描かれている未来は、今から見ると馬鹿馬鹿しい。それは彼らが”技術の変化”ばかりに注目して、”価値観の変化”に注目していないからだ。そして、我々も同じように間違った未来予測をしている。
・いつのまにか”宗教”が死んでしまったのと同じように、“科学と経済”の死が近づいてきている。それとともに、我々の価値観は大きく変化している。家族の意味も、恋愛の意味も、労働の意味も、すべて昔と変わってしまった。
・今後主流になる価値観は「評価(洗脳力)」である。「お金があれば幸せが手に入る時代」は明確に過ぎ去ろうとしている。お金よりも名声が価値ある世界が近づいてきた。
というのがこの本の大まかな内容です。
最近、プロ奢られヤーという人をよくTLで見かけるのですが、
これから「70億総アーティスト」の時代が来るとか言われてるけど、そんな中で、いちばんやりやすいのは、「じぶんの人生を売り物にする」ということなんですよ。つまり、できるだけ他のひとが体験していないことを、体験しにいく。そのために時間と金を使っていく。体験に独自のストーリーが根付く。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年6月9日
彼の生き方や主張が主流になるということは、この本の著者が20年近く前に予測していたことです。
私が今まで読んで一番衝撃的な内容の本で、生きてきた中で最も強い影響を受けた本なので力強くおすすめしたいんですけれども、著者がいろいろやらかしすぎて評価経済社会の失敗作と成り果ててしまったせいで説得力がいまいち足りないのが残念で仕方ありません。
ちなみにこの本、お金よりも主張が広まるほうが幸せに近づくという著者の考えに基づいて無料で公開されています。
気になった人は読んでみてくだい。
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