インフィニティ・ウォー後の作品。
この作品を以て長かったMCUインフィニティサーガの一応の区切りということになります。
インフィニティ・ウォーのネタバレめっちゃ書くんでまだ見てない人は読まない方がいいです。
どこのサブスクでも取り扱ってないので、Amazonに泣く泣くお金を払って見ました。
あらすじ
ピーターは夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこに待っていたのは、元S.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーだった。 迫りくる新たな脅威を察したニックは、スパイダーマンの力を必要としていたのだ。
目の前に立ちはだかる脅威にピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、“火”や“水”など自然の力を操るクリーチャーたち。
世界に脅威が迫る中、ニックはミステリオをピーターに引き合わせる。異次元から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機にどう立ち向かうのか――今、世界は彼に託される・・!
Amazonより引用
アイアンマンがいない世界を我々は生きなければいけないんだ
映画としてはインフィニティ・ウォーの後日談的な話と、ピーター・パーカーの青春物語。笑えるシーンも多かったし、ヒロインのMJも僕好みのキャラ造形をしていて良かったです。
アイアンマンがいなくなったMCU世界のことを考えるとそれなりに凹んでたんですけれども、その悲しみをスパイダーマンと一緒に乗り越えるための映画でもあると思いました。
アイアンマンがいなくても世界は回るし、困難は乗り越えんといかんのです。
出来の悪い弟分を見守るかのような映画
「ホームカミング」のときのスパイダーマンはアベンジャーズのような派手なヒーローになりたいのに、ご当地ヒーローでしかない自分の存在に葛藤していたのに対し、
「ファー・フロム・ホーム」では高校生として等身大の青春を送りたいのに、アベンジャーズ並の活躍を求められることに葛藤を覚えます。
好きな子と仲良くなりたいけれどもなかなか出来ないというピーター・パーカーを見てると、出来の悪い弟分の子を見ているような感覚になってむず痒くて、そこがとても良かったです。
他のMCU映画には無いむず痒さですよね。
フューリーはバカなの?
それはそうと善意でヒーロー活動をしているピーター・パーカーに上から目線で命令しているフューリーは何なんでしょうね。
「ピーター・パーカーが活動を引き受けてくれないと地球が滅亡するかもしれない」みたいな状況なのに、ボランティアのヒーローに偉そうに指示してるのは頭悪いと思うんですけれども。
もうちょっとピーターがご機嫌に活動してくれるようにおだてないと。地球の危機なんだから。描写されてないだけで、実は二人が雇用関係にあるなら仕方ないですけれども。
正直、インフィニティ・ウォーを見た後の義務感で見るような消化試合じみた映画なんですけれども、その割にはちゃんと面白いんですよね。
ただ、スパイダーマンみたいな人気キャラの映画をMCUシリーズを追ってることを前提とした作品にするのはどうかと思うんですけれどもね。
とりあえず!これにて!MCU作品行脚・第一部・完!!
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