スパイダーマンは色々あってMARVELの代表的キャラなのにMCU作品に参加出来ていなかったんですけれども、今作にてようやくMCUの仲間入りをしたようです。
それを歓迎するかのように、MCUシリーズとの繋がりを強調した演出が多かったんですけれども、結果としてすごく前提知識が必要な映画になってしまったような。
と、そんなことを友人にぼやいたら「初スパイダーマンがそれはFateの桜ルートから始めてるようなもの」って言われました。納得。
ネトフリで見ました
あらすじ
ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)。昼間は普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのアイアンマン=トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)から貰った特製スーツに身を包み、NYの街を救うべくパトロールの日々。ある日、スタークに恨みを抱く“バルチャー”(マイケル・キートン)が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。アベンジャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かず、ピーターは一人戦いに挑むが・・・。
Amazonより引用
MCUで最も軽薄なヒーロー?
今作のスパイダーマンはスクールカーストの序列に悩まされたり、ヒーロー活動よりも承認欲求が優先されてしまっていて、良くも悪くも15歳らしい軽薄なヒーローとして描かれています。
その軽さは見ていて心地よさを感じる反面、危なっかしさも孕んでいます。
そこが今作の面白さのポイントだと思うんですけれども、人によってはヒーローらしからぬ軽さにちょっとイライラしそうで、残念ながら僕はちょっとイライラした側です。
俺は格好いいヒーロー物が見たかったの!!
主役のスパイダーマンが軽薄な時期が長すぎて、ヒーロー物として期待したような展開になかなかならかったんですよね。
笑えるシーンや良いシーンはかなりあったんですけれども、劇中のスパイダーマンに共感しきれなくてあまり面白く思えないシーンの方が長かったかなーって感じです。
とはいえ、この映画のクライマックスでスパイダーマンはヒーローとしての自覚に目覚めたようなので、とりあえずは続編に期待ですかね。。
どうにも初見に優しくない映画
スパイダーマンといえば旧版(いわゆるサム・ライミ版)の映画が一番有名だと思うんですけれども、その映画のことは全部無かったことにされています。
設定もリセット。主人公の年齢も15歳にまで引き下げられています。
しかし完全リセットをした割にスパイダーマンの設定をある程度知っていることを前提にして作品が作られていて、力を手に入れた理由の話や蜘蛛の力で何が出来るようになったのかという部分が端折られていて何だか不親切でした。
人類みんながスパイダーマンのことをそこまで覚えているわけではないので勘弁してほしかったです。
新規は旧スパイダーマンから見ないといけないのか……
僕はサム・ライミ版は金曜ロードショーで適当に見たっきりで、あとはニコニコMUGENwikiでスパイダーマンの項目を読んでいたぐらいしかスパイダーマンに触れていないので、作中で説明されていない設定を思い出すのがちょっと面倒でした。
完全リセットされたのに新規に勧めにくいという変な映画です。
ちょっとほろ苦い感じのエンディングは好みなんですけれども、MCUシリーズを制覇する以外の理由では見なくても良さそう。
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