この本、人生のバイブルとして挙げてる人がいてもおかしくないぐらいの名著。
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概要
大人気キャラクター「アンパンマン」や国民的唱歌「てのひらを太陽に」の父、やなせたかしさん。
幼少期は劣等感に悩み、戦争も経験し、作品がブレイクしたのは七十歳手前と、その人生は必ずしも順風満帆ではなかったといいます。
しかし、どんなときにも希望を失わず前へ進んできた彼の言葉からは、生きることの素晴らしさやよろこびがビシビシと伝わってきます。
本書ではそんなやなせさんの心がこもった、ユーモアあふれる深い言葉を精選。忘れかけていた大切なものが、きっと見えてくる一冊です。
Amazonより引用
戦争経験を持ち出して命の重みを語られたら平服するしかない
アンパンマンの作者、やなせたかしが今まで書いた書籍の内容を再編集して作られた一冊。
最初はこの本を読みながら「綺麗事ばかり言ってやがるな、この爺さん!!」と斜めの読み方をしてたんですけれども、アンパンマンが生まれた背景や過剰なバイオレンスを嫌う理由に自身の戦争体験があることが本を読んでいくうちに分かって「生意気なこと言ってすんませんっした!!!!」ってなりました。
戦争体験を持ち出されて、命の重みとか語られたら流石に平服するしかありません。
アンパンマンはそもそも重い
やなせたかしが参加した劇場版アンパンマン「いのちの星のドーリィ」はあまりにも出来がガチすぎて、大人でも軽く引くし、こんなアニメをスクリーンで子どもが見たら二度と忘れられないんじゃないかってぐらい良い映画なんですけれども、この映画はアンパンマンマーチの歌詞をテーマにした作品なんですよね。
アンパンマンマーチの歌詞が曲調とは裏腹に重いことはよく知られた話だと思うんですけれども、実はそもそもアンパンマン自体が重い経緯で作られています。
やなせ先生が太平洋戦争に招集されたときの経験から作られたのがアンパンマンですから。
日本は中国を助けるために戦っていると聞かされて戦地に行ったのに終戦すると日本は中国を侵略するために戦争をしていたことになってしまって、信じていた価値観が逆転するのを経験してしまったそうなんですよ。
それがきっかけで絶対にひっくり返ることのない正義を描いたのがアンパンマンなんだそうです。
困っている人にご飯を分け与えることが正しいということは絶対に裏返らないですからね。
アベンジャーズを始めとした色々な作品が訴えていた反戦的な価値観や命の重さの話をとても簡単な言葉で伝わるように綴っているすごい本です。
良ければ是非。
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