僕の体感になるんですけれども、この本に書いてることの8割は「リスクが少ないから取り入れるべき考え方」とか「本の中に書かれてないだけで最近の研究で裏付けされてる話」なので割と積極的に取り入れるべき話なんですよ。
ただ、残りの2割が綺麗ごととか理想論なんですよね。厄介なのが、それを見分ける方法が特に無いんです。
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概要
”誤解を怖れずにいいましょう。じつは禅僧はみな「図太い」のです。”無神経でも図々しくもない、たくましく、おおらかな、真の「図太さ」を身に付けるための心の持ち方・振る舞い方とは?」。ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出された禅僧、枡野俊明。大学教授、庭園デザイナーとしても活躍し、ベストセラーも多数の著者が初めて教える。禅僧の秘密、その「図太さ」の極意。
Amazonより引用
比較は悪である
たとえば「比較することは悪である」とこの本の中には書いてるんですよ。
これって実はただの綺麗ごとじゃなくて、外国の研究でフェイスブックと幸福度の関連性を調べた結果、フェイスブックを使いまくって他人との比較が多くなってるほど幸福度が下がるよねー、みたいなことが明らかになってるらしいんですよね。
別に本の中にはそんな外国の研究でこんな結果が出たからこうするべきという話は無くて、僕がたまたま知識として知っていただけなんですけれども。
だから、ただの坊主の説法集かと思いきや、案外まともなこと言ってるなと思いました。
果たして気に入らないやつはシカトするべきか
と、こんな風に、本には書いてないだけで実は科学的な根拠があって真正面から受け止めて良い話もあるんですけれども、ムカつく人はシカトしておきましょうみたいな話はどうにも個人的な体験から受け入れがたかったです。
本当にこれはただの実体験なんですけれども、僕のことを馬鹿にしてくる人を3年ぐらい適当に無視して生きてきたんですよね。でも、僕が無視しても周囲がそれを面白がるから当人は図に乗るんですよ。
それである日本気でムカついてちゃんと本気で言い返したら翌日から何も言ってこなくなってストレスの種が減ったんですよ。
この経験から、ツイッターとかでダルい絡み方やマウントを取ってくる人間には愛想を振りまかないという対策を徹底することにしています。
そんなわけで、僕は個人的な経験からムカつく人間とはちゃんとやりあうということが大事だということを学んだので、この本の言うように「スルーしておけば万事OK」みたいな考え方には懐疑的です。
そんなわけで良いことも書いてるんですけれども、書いてること全部が素晴らしい内容である、という本でもないので人には勧めにくいなあという感じです。
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