前作の『アベンジャーズ』はお祭りテンション全開でヒーローの凄さを全面に押し出したバカ映画一歩手前の内容で割と好きだったんですけれども、その続編となる『エイジ・オブ・ウルトロン』は何だかストーリーがスケールダウンしてしまっていて残念でした。
まあ、そうは言っても映画としては平均点以上の出来ではあるんですけれどもね。
ディズニー+で見ました。
あらすじ
トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、人工知能による平和維持プログラム“ウルトロン”を開発する。しかし恐ろしい人工知能が選択した“究極の平和”とは、地球を脅かす唯一の存在、人類を抹消することだった…。
かくして、アイアンマン、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ハルク(マーク・ラファロ)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、ウルトロンを破壊し、人類を救うために再結集。果たして彼らは絶体絶命の危機を乗り越えられるのか?
ディズニー+より引用
敵も味方も魅力減りました?
ストーリーがスケールダウンしたように見えた理由のひとつは敵のショボさだと思うんですよね。
前作は別世界から来た訳のわからない生物軍団だったのに対して、今回はトニー・スタークがうっかり発明して暴走させちゃった最強ロボットですからね。
それと、今作で突然出てきた味方キャラが強すぎて前作にいたキャラが霞んでる。特にハルク。
僕は『アベンジャーズ』の魅力って過去のMCUシリーズで主役だったキャラが集まってクロスオーバー的なやり取りをしながら暴れるところだと思うんですけれども、今作はそういう要素がちょっと薄まっていましたよね。
アクション面は前作より遥かにパワーアップしてたんですけれどもねー。車が壊れたり、トラックが空飛んだり、ビルが壊れたりしたりする映像は本能的に心が揺さぶられて面白かったんですが。
ちゃんとシリーズとの整合性は保って
過去のMCUシリーズとの繋がりが薄かったのも減点ポイントです。
具体的には『アイアンマン3』のエンディングでアイアンマンスーツから脱却したトニー・スタークが普通にアイアンマンとして戦っているどころか対ハルク用の超スーツを秘かに開発していたこととか、最強の女スパイ、ブラック・ウィドウが何の前触れもなくハルクに惚れていたりとか(他の作品で描写されていたのを見逃していたならごめんなさい)。
あとは、前作『アベンジャーズ』のエンディングで仲が悪すぎて全然パーティが盛り上がってなかったメンバーが何の理由もなく集まって一緒に戦っているのもフォローが欲しかったですね。
全体的に作品内だけの整合性を優先して、作品外の出来事を都合よく取り入れたり無視したりしている感じです。
MCUシリーズを全部順番に見たほうがアベンジャーズシリーズは楽しめると言われて見てるのに、そこが台無しにされてるのはちょっとなあ……と思いました。
映画としては70点ぐらいあるとは思うんですけれどもねえ。性格の悪いオタクだから細かいところが気になって素直に楽しめなかったです。
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