誤読すると人生が終わりかねない劇薬のような本(多動力/堀江貴文)

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活かすも殺すも自分次第、といった感じでしょうか。

 

多動力 (幻冬舎文庫)

 

この本はAmazonPrimeに入会する、あるいは書籍読み放題のKindle unlimitedを使えば、初月無料で読みまくれます。(記事投下時点)

 

 

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概要

堀江貴文のビジネス書の決定版! !

一つのことをコツコツとやる時代は終わった。
これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の〝タテの壁〟が溶ける。
このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ。

 

Amazonより引用

 

まずは時間を大事にしましょう

この本の主張は「徹底的に自分の時間を大事にしよう」ということなんですけれども、裏返して言えば「自分の時間を守るためなら何をやってもいい」というメチャクチャひどい極論でもあります。

自分の人間関係から仕事まで、ありとあらゆることに対して徹底的に効率化することを推奨していますが、もちろんその代償として人から嫌われたり、炎上もしてしまうでしょう。

 

時間の為には炎上してもいいぞ!!

でも、この本は「徹底化するってことはそういうことじゃん?」と言わんばかりのスタンスなので、そんなものはデメリットのうちに数えません。

だって時間が一番大切で、その他一切合財は全てどうでもいいんですから。

自分の時間の為なら、会議中にスマホを触ることもホリエモンの中では全然オッケーです。

 

時間を作ったら次は”個性”だ!!!!

炎上についてホリエモンは「炎上したら俺の写真がメディアでたくさん使われるし、その分だけ俺テレビに出なくても宣伝になるじゃん!!」ぐらいのポジティブさなんですけれども、大事なのは『そうまでして生まれた時間を何に使うか』ということです。

本の中では「”唯一の個性”を手に入れるために何でも良いから好きなことをオタクレベルになるまでやりまくれ!!!!」がオススメされてました。

 

個性を組み合わせて最強オリジナリティを作るぞ!!!!

更に「唯一の個性がひとつだけでは足りないけど、それに自分の経歴とかを組み合わせると最強のオリジナリティが出来て人生もっと豊かになるぞ!!!!!!!」ということも主張されています。

特に面白い経歴が無い人は「”唯一の個性”を手に入れるために何でも良いから好きなことをオタクレベルになるまでやりまくれ!!!!」をもう一度やって頑張って手に入れてください。

これをやることでホリエモンのような「何かたくさん成功してる人」になれるそうです。

 

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待て。普通の人間にこんなに馬力があるか?

しかし、この本に書かれていることを全部実行しようと思うと、スタミナも必要だし、強烈な動機も必要で、一般人にはなかなか難しいところがあるんじゃないかなー、というのが僕の意見です。

普段はそこそこに生きておいて、何かの偶然で夢中になれることを見つけてしまったのなら、この本のことを思い出して参考にするというのが、この本との適切な付き合い方だと僕は思います。

「夢中になれるものを見つけるために生きる」って、結構しんどいですしね。

 

誤読すると人生終わる

この本、意図的かどうか分かんないんですけれども「会議中にスマホを触れ!!」とか「お母さんの愛情弁当の代わりに、てりやきマックバーガーを子供に食べさせることは何も問題じゃない!!」みたいな誤解を生む表現が多いんですよね。

書いてることの本質を掴まずに本の内容をそのまま受け取ると、ただのヤバい人が生まれるので取扱いには気を付けないといけません。

「見切り発車で何でもやるべきだ!!」ということも推奨されてるんですけれども、これ本を読む限りだと五分以上の勝算があるからこそやってるわけで、何でもいいからやってみようぜ!というわけでは無さそうです。

そして読んでて思ったんですけれども、残念ながらめちゃくちゃ誤読されやすそうなんですよねこの本……。

 

 

 

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