読みながら嫌なこと思い出しすぎてPTSD的な症状が出た。
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著者について
著者は精神科医の片田珠美さん。
精神科医として多数の著作を出しながら、ヤフーニュースや週刊文春などの大手媒体に、精神科医の見地から様々な出来事を解説する記事を不定期に提供しているようです。
概要
暴言を吐く、支配したがる、けなして自信を失わせる、優しいようで水面下で工作している、一見目立たない人を含めて、あなたの周りにはとんでもない人が隠れているかもしれない。
本書では、精神科医として「ターゲット」にされて、痛い目に遭った患者たちから聞いた、人を陥れる「攻撃欲の強い人」を事例で紹介。ターゲットの心をどんなふうに壊していくのか、その手法を取り上げて分析する。Amazonより引用
感想
エビデンスが無いのが少し気になる。
僕の肌感覚的には正しいことを書いてある気がするのですが、特にこれといったエビデンスが本の中で提示されていないのが気になります。
まあ、エビデンスが書いてあったところで僕に科学的な素養は無いので検証は出来ないんですけれども、何を根拠に断言しているのか分からないというのはやはり少し不安になります。
とはいえ、個人的な感覚を信じるならば、なかなか良い本でした。
1章から4章までは、「攻撃欲の強い人」の心理の分析と手口の紹介。
5章ではターゲットになりやすい人の特徴。
6章では実際の対処法を紹介しています。
攻撃欲の強い人とは
「攻撃欲の強い人」とは、具体的にはこのような人です。
たとえば、大きな契約が取れて、意気揚々と上司に報告したら、一切ほめずに、「いくら契約が取れても、接待で経費をたくさん使っていたら、会社の利益にはならないんだぞ。コストパフォーマンスを考えないと。おまえの給料まで考えたら今の倍の契約取ってこないと話にならんな」などと言うような上司だったらどうだろうか。一見まともなことを言っているようにも聞こえるが、ねぎらいも何もなければ、あなたは落ち込み、仕事への意欲を失ってしまうはずだ。
こういう上司は結構多いらしく、広告デザイン会社に勤務しているある男性デザイナーは、とにかく全てを否定する上司のせいで、すっかり自信を失ってしまったという。ひどいのは、かつて自分が出した命令も否定することで、「この構成には、○○を入れろ」と命令したはずなのに、2週間後には「なんで、○○が入ってるんだ」と怒り出す。こうしたことが日常茶飯事なので、彼は、本気で転職を考えているところである。
他人を攻撃せずにはいられない人より引用
他には、「あなたのためを思って」と言って心を壊しに来る先輩、些細なミスをさも大きな失敗のように喧伝するパートナー等。
こういうタイプの人間は攻撃をしている相手に罪悪感を抱かせる達人です。そのせいでターゲットになった人は、攻撃されていることにすら気付くことが出来ないかもしれません。
攻撃を認知することの大切さ
僕はこういうタイプの人間からターゲットに選ばれやすい自覚があります。
前の職場では「俺は雑談して良いけれどもお前は雑談するな」「俺はお前の失敗を誰にでも言いふらす」と無茶苦茶なこと言われながら仕事してたんですけれども、ストレスで脳に負荷がかかりすぎていて、これを攻撃だと気付けないんですよね。そうなる前にこの本を読んで自己防衛することが大切です。
新社会人や新しい職場で働くことになる人、あるいは僕のようにターゲットになりやすい自覚のある人にはお勧めの1冊です。
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