1日目も2日目も行きましたー。
1日目も2日目も曲順以外の変更はなしで限定曲とかも無かったんですけれども、1日目の方だけはリハーサルが長引いた?とかで30分遅れてのスタートでした。
そういえば今回のライブ会場はグランキューブ大阪というコンサートホールでした。ライブハウスじゃないから入場のときにドリンク代を払わなくていいんですよ!やったー!!
とりあえず1日目のセトリ順で各曲の感想を軽く書いていこうと思います!曲名の横の()は収録アルバムです!
1. 電光浴-再起動(第6フォルマント)
今回のライブのOP曲。
最初に二人の会人がハンドルの無いセグウェイに乗って登場して両脇にスタンバイ。
今回の会人は第9曼荼羅のときみたいにスーツを着てたんですが、頭はあのときの溶接用のマスクじゃなくて巨大なバーコードの被り物をしていました。
登場時に左の会人がセグウェイから舞台下まで落下するハプニングがあったのですがライブは止まることなく進行。
セグウェイから降りた会人が舞台上に設置されたレバーを引っぱると、舞台袖からテスラコイルに向かって緑色のレーザー光線が発射されます。そのレーザーに呼応してテスラコイルの音が鳴ります。なかなか神秘的な光景でした。
テスラコイルが数回鳴ったところで奥からヒラサワ御大もセグウェイに乗って登場します。真顔で。ギターを垂直に抱えながら。めっちゃ良い姿勢で。
還暦を迎えた大物アーティストが直立不動の姿勢でセグウェイに乗りながら真顔で歌うだなんてまるで年末のガキ使で採用されそうなシチュエーションに多分僕だけじゃなくてみんな戸惑っていたと思います。
僕は目の前の光景があまりにアホすぎてずっと半笑いでした。セグウェイでゆっくり回転しながらギターソロを弾いている姿はシュールでした。
そんなこともあって、まとまりかけていた会然TREK2K20大阪のオープニングをボツにし、調査団の報告を待たずして第二案の作業をすすめている。
世界は第一案を知らないのだから問題ない。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) February 6, 2020
なんでセグウェイ案を採用したの?ねえなんで???
2. 世界タービン (サイエンスの幽霊)
電光浴が終わると赤い格好をした黒子さんが舞台袖からヒラサワ用のレーザーハープを準備します。ここで突如響き渡る聞き覚えのある古代韓国語。
え!?今もしかして「ヨングミラーテチーター!!」って声しました!?
ヒラサワファンなら一度はMVを視聴したことがあるであろう伝説の曲、世界タービンが20年以上ぶりにライブでお披露目です。会場のボルテージが一気に上がります。
ちなみにああいうもはディレクターによって作られます。
私はあのMVが大嫌いであり早く消滅して欲しいのですがオマエタチが拾ってくるのでいつまでも不愉快です。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) December 7, 2019
こんなツイートしてるぐらいだから絶対もう演奏されないと思ってました。
いやもうこの曲でヒラサワのレーザーハープ芸を見れる日が来るとは……来て良かった……。間奏ではデストロイギターもやってくれました。
1日目は右の会人が演奏用ボタンを倒しちゃったり、2日目は曲が始まってるのにレーザーハープ台の準備が間に合わなかったりと、何か両日とも地味なトラブルに見舞われてて大変そうでした。
セグウエイを降りてテントの中に帰り「世界タービン」の準備を待つ。
音のキッカケ通りにテントから出て山台に乗る。乗らない。乗れない。乗りたいけど乗れない。乗るべき山台が無い。
山台が途中でつっかえていて定位置にない。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) February 25, 2020
3.caravan(SIM CITY)
すごいキャラバンだ!すごいキャラバンだよ!!
イントロ聞いてから曲名思い出すのに2分ぐらいかかりました笑
ライブでも声の伸びがすごく綺麗で浄化されました。
4. RIDE THE BLUE LIMBO(BLUE LIMBO)
あー、確かにフジロックのライブで披露してない人気曲といえばこれが残ってたわ!!って感じですね。
サビ部分の”rrライザブルーリンボー”って巻き舌が痺れます。
冒頭の電子音部分でシャカシャカとレーザーハープを動かしてる師匠の姿が素敵でした。
5. 狙撃手 (BLUE LIMBO)
DDT!DDT!
「この曲そんな人気無いけど、俺は好きなんだよなあ」ってヒラサワファンみんな思ってそう(妄想)
イントロ部分のメロディが違ったんだけれども、もしかしたら狙撃手Type2の方だったのかもしれない。
6. 祖父なる風 (BLUE LIMBO)
この曲恐らく通算で3回ぐらいしか聞いてないんだよなあ。
本当にヒラサワの曲ってメロディが複雑怪奇なんだなーって思いました。
7. デューン(時空の水)
ツイッターでも地味にアコギアピールはしてたんで、金星やるのかなと思ったんですけどデューンでしたね!
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) February 18, 2020
テントに入った会人が影絵となってチェロとバイオリンを踊るように弾いていたのが何とも神秘的でした。舞台演出の赤や青のライトと相まってSF映画の中に迷い込んだような気分になりました。
ライト演出はちょうどこのCDのジャケットのような感じでした。もしかして元ネタ?
あと、サビでヒラサワを背後から照らすライトが後光のようで、それはもう尊いの何の。
8. 異種を誇る「時」 (ホログラムを登る男)
会人がセグウェイに乗りながら前後前後と動いていた演出は時計の振り子を表現してるんじゃないか説があるらしい。僕はまた会人が落ちるんじゃないかと見てて気が気じゃなかったです。
9. 生まれなかった都市(白虎野)
舞台を横切るようにめっちゃ長いレーザーが横一直線に伸びました。年々レーザーハープが魔改造されて距離が伸びてますね。
二人の会人がぶん!ぶんぶん!とチョップでレーザーを切っているのが可愛いと思いました。あと、「無数のレイヤー」の部分でヒラサワと会人の3人に照明が当たるのが格好良かったです。
10. パレード (白虎野)
さっきの曲で使った横一直線のレーザーハープを会人が触ると、この曲のときだけレーザーが複数に分裂するようになりました。
CDに収録されているパレードとの違いは、レーザーハープのミョインという音が加わっただけなんですけれども、たったこれだけで聞き慣れた曲がすごく新鮮なものに聞こえるのは凄いですよね。
11. 庭師KING (救済の技法)
パレードの最後にMonster A Go Goは流れず、その代わりにパレードの冒頭の音をさらにコラージュしたような不穏なSEが数回入って、へーいやいー。鳥肌モノ。
ライブ用のアレンジが効きすぎてて庭師KING3になってました。打楽器の音と重低音の音、それに会人が弾くギターの音が加わってただでさえ神秘的な雰囲気の曲だったのに荘厳さも追加されて、こんなん生で突然聞かされたら感動して泣く人も出るんちゃうかというぐらいの超名曲になってました(信者脳)
会人がセグウェイにのってチョロチョロしながらギター弾いてたのは冷静に考えたらシュールなんですけど、実際に見たらこれもまた神秘的で良かったです。
12. 現象の花の秘密 (現象の花の秘密)
聞き覚えのないチェロかバイオリンのソロから入ってみんなが「これ何の曲かな?」って思ったところで、いつものイントロ。いつものイントロを聞いた瞬間にみんなピンと来たみたいで拍手が巻き起こってました。
今回の現象の花はいつものライブと違って会人のバイオリンとチェロの生演奏付きです。
13. Σ星のシダ (白虎野)
僕、この曲はヒラサワの全曲の中で3番目ぐらいに好きなんですけれども、二度とライブでやってくれないだろうなと思ってました。
家を出るときにも聞いてたのに、まさかライブでやると思ってなかったのでイントロを聞いても最初何の曲かまったくわかりませんでした。
「経典の日は目の前と急がばなお近づかんと」部分の胡散臭さが原曲よりも増していた気がします。
14. アディオス (ホログラムを登る男)
今回は際立ったアレンジはなし。
第9曼荼羅のときの「罵詈!喝!喝!喝!順風!」っていうアレンジ好きすぎるんでまたお願いしますヒラサワさん。
15. 救済の技法 (救済の技法)
希望は高品位!!迫力の完成度!!!!
馬鹿コーラスの究極系みたいな曲ですよね。
レーザーハープを勢いよくぶん!!と遮るヒラサワが格好いいです。
16. QUIT(サイエンスの幽霊)
本編の〆。AMIGAボイスのセリフ部分とラストの狂気じみた笑い声は無くなってました。
・歌い終わったヒラサワが去り、会人だけが残ってテスラコイルで後奏を続ける
・右の会人の合図で会場の照明が消えて、会人もテスラコイルを残して曲の途中で去る
・演奏する者のいなくなったはずのテスラコイルが暗闇の中でひとりでに後奏を続ける
という演出が意味深で良かったですね。
ヒラサワ不在で鳴り続けるテスラコイルの演出で、僕は昔見たこのツイートのことを思い出しました。
つまり、インタラクティブのひとつの到達点「作者退場」への一歩であるような気がします。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) January 8, 2013
ほとんどの映像はただの断片です。ただ散らばった断片をどう見るかによっていろいろな物語が生じる様は、人と世界の関わりについてのナニをアレします。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) January 8, 2013
MC(うろ覚え)
1日目
・今回の会人の名前は「93317543」「66594428」(ヒラサワも全部言えなくて途中で「まあいいや」と諦める)
2日目
「66594428」が顔面剥離を起こしたけど接着剤で治った。
確か「P-MODEL」の名前の由来が「音楽は工業製品であるべき」みたいな理由だったと思うので(ソースは忘れた)、同じ理由で会人の名前に人間性無くしたんですかね。
17. 夢の島思念公園(映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界)
ライブ初披露曲。
本日は月締メ・フォルマントを撮影しようと思ったが、一度もライブでやったことのない(多分)曲を復活させるのにてこずったため撮影は無し。
バックアップとは何かを問い続ける男の姿を見よ。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) January 26, 2020
そおおおおおおおおらにみごとなきのこのくううううもおおおおおおおお(興奮)
レーザーハープも挟みにくそうだし、ギターの出番も無いから今まで何となく避けられてたのかな。まさか特に理由もなく忘れてたんだけど、会場が中之島だから夢の島思念公園を思い出したとか……?
3番?の『木漏れ日の芝に誘われて』のところは原曲に無いピアノ・ソロが入っていた気がします。
18. Wi-SiWi(ホログラムを登る男)
〆の曲。
意外とライブの採用率が高いこの曲。
せっかく持ってきてるんだからこの曲でもテスラコイル使えばいいのに、って少し思いました。
今回のライブでの気合の入れようを見ると東京でやるP+ソロの混合ライブも絶対に満足度高そうで行ける人が羨ましいです。
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良ければこちらも。
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