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初期の服装が超ダサい
カミヅキ
MCUシリーズに出てこないからウルヴァリンってすっかり影が薄くなったイメージがあるけど、アメコミファン的にはどうなの?
友人
今でも人気があるよ。
ひと昔前なんてウルヴァリンの登場する作品が月に何冊も出てたぐらい。
『アベンジャーズ』に出演して、『X-MEN』にも出演して、『スパイダーマン』とかにもゲスト出演したうえに、さらに一匹オオカミとして自分の作品にも出るっていうね。
カミヅキ
どこにでもおるやんけ状態だったわけね。
友人
「人気キャラになると時間の流れがおかしくなる」ってグウェンプールでもネタにされてたけど、ホントにそう。ひとりだけ時間が圧縮されることされること。
そんな大忙しなキャラだから、細かい設定なんて気にしちゃいられない。
そもそもウルヴァリンって、最初はクズリが変異したミュータントって設定だったしね。
カミヅキ
クズリ?
友人
アナグマ系の小さくて狂暴な動物。その動物の英語名がウルヴァリンっていうの。(クズリ-Wikipedia)
そんな動物が変化したミュータントって言う設定だったのが初期のウルヴァリン。
ヒゲとか生やしてて、なんか可愛らしいネコみたいな衣装だった。
カミヅキ
だっさ。
友人
最初はハルクに出てきたザコ敵だったのよ。
ハルクとウェンディゴって敵が戦ってたときに「運試しをしてみるかい?このウルヴァリンとな!」みたいなことを言って、しゃしゃり出てきてたカナダ政府のエージェントがウルヴァリン。
カミヅキ
クソ弱そう……。
最初の設定は消えて、セイバートゥースの息子ということになる
友人
今のウルヴァリンになったのって、当時のデザイナーさんが設定をちゃんと見ないでメチャクチャ格好よく描いたからなんよね。
仮面の黒色の部分が大きくなること、大きくなること。
カミヅキ
すごい。全然違う。
友人
それでプロフェッサーXにスカウトされたってことでX-MENに入ったら、まぁ、人気が出たね。
それでいつの間にかクズリのミュータントという設定が無かったことになって、代わりにセイバートゥースの息子ってことになった。
カミヅキ
ああ、だからセイバートゥースとカード効果が似てるのね。
セイバートゥースの息子設定は消えて、昔のカナダ貴族の御曹司ということになる
友人
細かい設定変更なんてキリが無いぐらいあるよ。
そのあと、実はウルヴァリンはセイバートゥースの息子じゃなくて、昔のカナダ貴族の御曹司でしたってことになった。
スカーレットウィッチのせいでプロフェッサーXの能力が消えて、ウルヴァリンの記憶が戻ったんよね。
カミヅキ
よくそんなひどい設定変更がまかり通ってるよね。
友人
この設定変更で本名すら変わったよ。
前までウルヴァリンの本名ってローガンだったんだけど、それは昔ウルヴァリンの家で働いていた「トーマス・ローガン」さんって使用人の名前だということになった。
その使用人はウルヴァリンの本当の家族を殺しちゃってさ、ウルヴァリンが初めて殺した人間でもあるんだよね。
そんなわけで今のウルヴァリンの本名はジェームズ・ハウレットさん。
カミヅキ
ウルヴァリンはもうローガンじゃないのか……。
映画のタイトルにもなってたのに。
友人
あったね。
馴染みの仲間は、そのまま普通にローガンって呼んでるよ。
まぁでも一応、今はジェームズ・ハウレットさんがウルヴァリンの本名。
行き当たりばったりのウエポンX計画でたまたま成功して強化される
友人
そんなウルヴァリンって実はカナダの超人兵士で、ウエポンプラス計画ってのカナダ部門の実験体だったんよ。
ちなみに計画の一番最初の実験体はキャプテン・アメリカでウエポンⅠ、ウルヴァリン達は10番目って事でウエポンXって呼ばれてた。
カミヅキ
ウルヴァリンが格ゲーに出てたときの必殺技にウェポンXってあったけど、それが名前の元ネタか。
友人
ちなみにカナダの超人兵士計画はアダマンチウムって合金を骨に埋め込むっていう計画だったんだけど、成功したのはヒーリングファクターっていう回復能力をもったミュータントだけだったんよね。
その代表的なのがウルヴァリンとかセイバートゥースとか。
この計画って理論は正しかったんだけど、アダマンチウムの移植って普通の人間にやったら死んじゃうガバガバ計画だったのよ。
カミヅキ
またひどい話が出てきたな。
友人
その後、カナダのウエポンX計画は「普通の人間じゃなくて、最初から強いミュータントを強化すればいいんじゃね?」って本末転倒な方向に進んで行っちゃった。
ちなみに、「ヒーリングファクターを普通の人間に移植したら強くなるんじゃね?」ってウルヴァリンの派生で作られたのが、ウェイド・ウィルソンこと当時ガン患者だったデッドプール君。
あと本筋のウエポンXの方は「その方法だと素材に限りがあるや」って途中で気づいてさ、それでウルヴァリンのクローンを作って、その子にアダマンチウムを移植することにしたよ。
カミヅキ
素材の問題にはもっと早く気付け。
友人
まぁ、そもそもウエポンプラス計画そのものがクローン大好きシニスターの研究のパクリなんだから、クローンを使うのは正しいっちゃ正しいよね。
それでウルヴァリンのクローンとして作られたのが格ゲーにも出てたX-23ことローラ・キニーちゃんって女の子。結局、アダマンチウムを移植したあとに、逃げられたんだけども。
野良になったローラちゃんは、最初は「ウルヴァリンは危険だ」って思い込んで命を狙ってたんだけど、誤解が解けた後はウルヴァリンが保護して育てることになったんよね。
ローラちゃんはウルヴァリンにメチャクチャ懐いたよ。
ウルヴァリンが死んだときなんて、2代目ウルヴァリンになってたからね。
カミヅキ
どうせ生き返るんでしょ?
友人
もちろん。
それで一時期はウルヴァリンが二人なんてややこしい事になってたよ。
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