インタビューとマベスナ記事に追われていたら更新してなかった元メインコーナーです。
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映画を早送りで観る人たち: ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在形
映像サブスクがシステムとして完成されすぎている一方で、「これぐらい見ていて当たり前」という作品のサイクルが早くなってきています。
少し前まで進撃の巨人が流行りだったけれども、いつの間にか鬼滅が来て、ぼやぼやしてるうちにぼざろが流行ってるみたいな。
コンテンツ消費の形式がこんなに変わってしまってるなら、人の好みや価値観も大きく変わってるんじゃない?みたいな一冊。
若者は流行りについていくためにコンテンツを大量消費しないといけないから1.2倍速でアニメを再生するから分かりやすいアニメを求めるし、おっさんはおっさんで疲れ切ってるときに複雑なものを見たくないからやっぱり分かりやすいアニメを求めるそうな。
最近めちゃくちゃプッシュされて異世界おじさんのアニメを見たんですけれども、おっさんと若者、両者のニーズが見事に一致した神のアニメだなあ……としみじみ思いました。
ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち
こう見えて(?)、メンタリストDaiGoの動画とかひろゆきの切り抜きとか結構好きなんですけれども、隙間時間に知らないことを勉強できて、めっちゃ得した気分になるんですよねああいうの。
同じ理由でYouTubeで学んでいる人って多いと思うんですけれども、いつの間にか「教養=年収アップ」みたいな風にすり替わっててそれはどうなん?みたいな問題提起の本でした。
影法師
当時の武士の価値観や倫理観の描写が精緻すぎて、実質、異世界転生ものみたいな時代小説。
「俺が見たかった異世界転生はこーーれっ!!」みたいな気持ちになった。
最後の最後でタイトル回収されるというクソベタ展開ながらも、それがまた気持ちいい。
ちなみに作者はTwitterで見る度に炎上してるスキンヘッドのおじさんこと百田尚樹さん。
絶対この人Twitterで損してる……。
ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある
こちらも作者は炎上王・キングコング西野。
ささきさんが「オススメと言いがたいが面白かった!!」みたいなわけわからん感想を言ってて、なんのこっちゃと思って読んだけど、確かにオススメと言いがたいが面白い!!!!
ビジネスマンとして抜群の感性を持ちながらも、売れっ子クリエイターの筆者がエッセイを書いた結果、エモいビジネス書とかいう変なものが出来てる。
世にも奇妙なニッポンのお笑い
真面目に日本のお笑い文化を論じるのかと思ってたけれども、良い意味で気の抜けたエッセイみたいな本だった。
海外だと住んでる人の人種と階層が違いすぎて”あるあるネタ”が存在しないとか、オーストラリア人は平等を重んじる国民性なので漫才のツッコミを見ると「何であいつはあんな偉そうなんだ」みたいに思われるとか。
日本のバラエティ番組やお笑い文化は独特な進化をしているので、クールジャパンとして輸出するのありじゃない?みたいな提言で、本は〆られていて「なるほどなー」と。
映像コンテンツ
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心霊映像のトリックを暴き、その裏に隠された真実を見つけるゆるいミステリードラマ。
3話までは「ほーん」ぐらいに思って見てたんですけれども、4話がなかなか面白かったです。
テレビ放送開始69年 このテープもってないですか?
SNSでめちゃくちゃ話題になった1作。
一見普通のバラエティに見えるけれども……?
ネタバレ厳禁故に、早めに見るべし。
これをリアルタイムで見た人は色々大変だったと思う。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
超話題作だったんだけれども、話題過ぎてネタバレが普通に目に入ったり、予告映像で誰が出るか分かっちゃってたりで、どうにも心から楽しめなかった感。
あと、このためにアメスパとか見たはずなのに、アメスパからの登場キャラに思い入れがなさすぎて全然思い出せなかった。
面白かったんだけれどもトムホ版は2作目のほうが好きだったなあ。これでシリーズが終わってしまうのは寂しい……。
RRR
今話題の最強インド映画。”アベンジャーズ”をインド人向けに解釈しなおしたような痛快アクション。伊集院光が絶賛してたから見に行ったら本当に面白かった。
海外の作品と日本の作品をいたずらに比べて「これだから邦画はクソ」みたいなことを言うやつは嫌いなんですけど、この金のかけ方とアクションのクオリティは日本じゃ難しいだろうなあ、と唸らされました。
「ナートゥはご存知か?」のセリフから始まる歌とダンスの完成度がめちゃ高くて、映画館の大音響で見て良かったあ……って感じです。
公式でYouTubeに切り出されてるので良ければ是非ここだけでも見てほしい……。
ただ、休憩なしで3時間はやっぱり長い。次にインド映画を上映するときはちゃんとインターバルを挟んでほしい……。
note始めました
ダラダラと書きたいことを書くnoteです。
本当は1記事100円ぐらいで販売したいけど、「役に立たないことだけを書く」をモットーにしてるので、お金を取りようがない。
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