あのややこしい6部が優秀なジョジョアニメスタッフの手によって、どのようにリメイクされるのかが気になって見始めました。原作は既読です。
余談:荒木飛呂彦の考える最高のホラーヒロイン
最近読んだ荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論によると、荒木先生の考える最高のホラーヒロインは以下の条件をクリアしているヒロインだと言います。
①やや暗い性格。心に傷を負っている
②キビキビと動ける反射神経の持ち主。トロくない
③カワイイけどSEXYではない。清潔感がある。エロくてはいけない
④アスリートのような引き締まった筋肉質の体。けれどマッチョでない
⑤恐怖を克服する強い意志の持ち主。恐怖に固まったりしない
これを読んだとき、「あ、徐倫だ」と思いました。
徐倫って最初からマスターベーションはしますけど、別にセクシーではないですからね。
ちなみにセクシーな女がダメな理由は「ホラー映画だとすぐ死ぬから」ということらしいです。
ジョジョ6部は他の部よりもジワ殺しをするスタンドが多い気がするのは、荒木先生の考える最高のホラーを6部で体現したかったのかもしれません。
その仮説を確認するために6部アニメを見始めました。
1話 石造りの海
ジョジョスタッフは声優の選び方が上手いですよね。
どの声優さんも、原作の持つ魅力を引き立てる演技をします。
低い声で気だるげに喋る徐倫、最高。
今回は1話なので世界観と主人公紹介の回。
5部では苦しい結末が待ち受けようとも、自分の手で運命を切り開くことがテーマとなっていました。
しかし、恋人の言いなりになって死体を隠したり、弁護士にそそのかされて犯していない罪を認めてしまったりと、1話の徐倫は他人に運命を委ねるような行動が続きます。
ここから5部ラストで言うところの、徐倫が眠れる奴隷として目覚めていくわけですね。
2話 ストーンフリー
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今回からオープニング映像が入りました。
6部のおもちゃ箱みたいな雰囲気が良く出ています。
やっぱジョジョのアニメスタッフは優秀だなあ。
6部って話は難解だし、絵も複雑だしで、読むの超しんどかった記憶だけがあるんですよ。読んだのは15年ぐらい前だと思いますけど、グェスのところで読むのにいっぱいいっぱいになっていた気がします。
でも、アニメ版は原作の3倍ぐらい見やすいし、面白いですね。
ネズミの中から人が出てくる演出も、展開は知ってたはずなのに、アニメで見るとゾッとしました。
食堂のババアも原作より憎たらしい!
話の大きな流れとしてはストーンフリー覚醒回ですね。
改めて見ると、身体を糸にして鉄格子の間から抜けるわけにはいかんかったのかと思います。けど、多分ダメなんでしょうね。
3話 面会人その①
エンポリオ登場回。
原作は既読なんだけど、このときエンポリオがどうして徐倫に警告してたのか思い出せない。エンポリオの能力に予知はないし……
今回の敵は盲目のスナイパー、ジョンガリ・A。
盲目のスナイパーと言えば3部のンドゥールがいるので、若干キャラが被っている。
ついでに言うとグェスのスタンド能力は5部のリトルフィートと似てるし、この頃の荒木先生はインプットが不足してたのかもしれない。
承太郎も久々登場。徐倫の素行が悪いのはこの人の血が濃いからですよね。
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