心の怪盗団、日本全国説教巡業ゲー。
ストーリー
世間を賑わした不可解な事件の解決から約半年後。それぞれの道を歩んでいた「心の怪盗団」のメンバーたちは、懐かしのアジトである四軒茶屋の純喫茶ルブランで再会することに。
キャンプや旅行の計画を立て、楽しい夏休みの始まりに心躍らせる面々だったが、とあるきっかけで見知らぬ異世界に迷い込んでしまう。そこは王(キング)と呼ばれる主の命令により、迷い込んだ人間のネガイを抜き取る異様な世界だった。
精神暴走事件は解決したはずでは?謎を追いながらも、歪んだ欲望を叶えようとする大人たちを改心させるため、新メンバーを含む怪盗団が再結成! キャンピングカーで日本各地を巡る世直しの旅が、今始まる!
Amazonより引用
感想
ストーリー的にはペルソナ5の続編的な立ち位置ですが、ゲームジャンルはアクションです。開発は無双ゲーでお馴染みのコーエーがやっています。
そんなわけだから「ペルソナ無双遊ぶぜー!!」みたいな気持ちで挑んだら、最初のステージで死にまくりました。
従来の無双ゲーは各キャラに1個か2個ぐらい脳死技が設定されていて、その技を阿呆のように擦り続けることが鉄板だったんですけれども、本家の無双と比べると明らかにキャラ性能が弱いんですよね。
もしかしてこれ高難易度ゲーか!?と戦慄していたのですが、アクションの強さをぶつけるんじゃなくて、技の属性をぶつける感で遊ぶと楽しくなります。
いや、P5Sを遊ぶ前にやってたゲームが海賊無双で、このゲームはまさに技の強さだけをぶつけまくる感じだったんで、余計に強い技探ししちゃいましたね。
P5Sはちゃんとペルソナ5の続編としてゲームシステムが組まれていて、遊んでいても途中でコーエーが作ってることを忘れるぐらいにはペルソナ5してました。
初期段階で使えるキャラが7体もいるうえに、主人公はペルソナを自由に付け替えることが出来る特殊技能持ちなので、ゲームを始めた当初はちょっとしたパニックになってたのですが、慣れると自然とどのキャラも使いこなせるようになります。でもモルガナは相変わらず弱いです。
ストーリーは、ざっくり言うとP5の一連の出来事を経て精神的に成長した怪盗団が各地のボスを観光のついでに説教して回る感じです。
人の心を操れる力を使うことに対しての葛藤が無くなったのでP5よりかはストーリーの面白さは弱いなーという印象。ちょっと勧善懲悪に寄りすぎて、よい子のゲームになった感じですかね。
とはいえ、決してつまんないというわけでは無くて、本家に比べると弱いというだけです。150点のストーリーのゲームの続編に、75点のストーリーを持ってこられたら、そりゃ誰だって一度は怪訝な顔はしてしまいます。
弱かったと言っても、京都と横浜のストーリーはペルソナ5に匹敵するぐらいに良かったですよ。
ちょっと弱いアクションを属性の強さで補う方向性は程よい緊張感と忙しさを生み出して楽しかったので、こういう路線の無双は今後も出してほしいですねー。
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