前にもこの本のこと書いたけども、改めて書き直し。
著者について
著者はサイエンスライターの鈴木祐。
16歳の頃から年間5000本の科学論文を読む論文オタクで、今はメンタリストDaiGoの裏方的な手伝いもされているようです。
格ゲーマー的にはときどさんと対談した人と書くと親近感が沸くかもしれません。
概要
朝起きてもどこか体調が悪く、重い足取りで会社に向かい、デスクについてもやる気が起きず、適当な食事で腹を満たしたら、疲れ切って家に帰り眠る……。
自分の暮らしは上手くいってないのではないか? 自分の人生はこんなはずではなかったのではないか? そんな疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。
なによりも問題なのは、多くの人が、そんな自分を責めていることです。
仕事でミスが多いのは自分が不注意な人間だからだ。
太った体は自分の意志が弱いからだ。
作業が終わらないのは自分がノロマだからだ。
夜、不安で眠れないのは自分が気弱だからだ。
その結果、日ごとに自己を否定する気持ちが強くなり、少しずつ心と体は蝕まれていきます。なんとも悲劇的な状況です。
しかし、本書では、「悪いのは自分だ」という考え方を採用しません。 この思考法は現実的な解決をさまたげるどころか、シンプルに仮説として誤っています。なぜなら、あなたが抱える問題の大半は、現代人に特有の「文明病」が原因だからです。
最高の体調 ACTIVE HEALTHより引用
感想
健康の話はウケる傾向にある気がする
過去に鈴木さんの本を紹介したら結構なアクセス数をもらったので、みんな口には出さないけれども健康のことを気にしてるんだなあ、としみじみ思った次第です。
「意志の弱さ」は正しい体調管理と進化医学で払拭出来るかも
それはさておき、この本は「意志が弱くてついカロリーの高いものを食べてしまう」「集中力が持続しない」といった普遍的な悩みから「ぼんやりとした不安が続いている」「死への不安が払拭出来ない」という深刻な悩みまで。
今までは哲学や自己啓発本、酷いときは『根性』が担当していた分野だった悩みを『体調』という面からアプローチして、科学的に解決していこうという趣旨の本です。
主張は全て科学的なエビデンスに基づいて行われているので、あくまで個人の体験を書いたに過ぎない自己啓発本よりかは遥かに信頼できる1冊です。(もっとも、僕には科学的な素養が無いので、エビデンス自体の正当性を検証することは出来ないのですが)
個人的には人生変わるレベルで助かった本
僕自身もこの本に書いてあることを2~3個実行しただけで生活の質が大きく上がった経験があります。色んな人に強く勧めたい1冊です。
紙版も持っていますけれども、いつでも読めるようにと電書版もセールの時に買ってしまいました。
こんな本がアマプラに入っているだけで読めてしまうのは『ありがとうAmazon』以外の言葉が見つかりません。
是非読んでみてください。
コメント