米は力で、ベタは強さだ!
一時期はパッケージ版は高騰してましたけど、今は普通の値段に戻っているようです。
目次
概要
米は力だ!稲を育てて強くなる和風アクションRPG登場
鬼が支配する「ヒノエ島」を舞台に豊穣神サクナヒメが大暴れ!
様々な「武技」による華麗な連続攻撃と伸縮自在の「羽衣」による縦横無尽な爽快アクションが楽しめる。そして、本作のもう一つの特徴が「米づくり」。
田起こし、田植え、収穫など一つ一つの工程を丁寧に行い良い米を収穫するほど、豊穣神サクナは強くなる!
Amazonより引用
やめどきがぜんっぜんわからない
僕は基本的にゲームをやりたくてゲームをやってるわけじゃなくて、ストーリーを見たくてゲームをやってるんですよね。
だからこういうゲーム性を重視したようなゲームってあんま合わないんですよ――とか言いながら気付いたらやめどきが分からなくなって2時間丸々遊び倒していたことが1度や2度では済まないので、サクナヒメってだいぶゲームとして良く出来てるんだと思います。
稲作は意外と手抜きでも支障なし
SNSでも話題になっていたガチすぎる米づくりは、その気になれば徹底的に出来るというだけで、実はそれなりに手を抜いてもストーリーを攻略するだけなら支障がありません。
めちゃくちゃ良く出来たミニゲームって感じですかね。
稲作は単調になりがちなんですけれども『飽きてきそうなタイミングで出来ることが増えて楽しくなる』がゲームの終盤まで続くから、稲作はストーリー終盤まで楽しいままです。
食卓が豪華になっていく楽しさたるや
米は作っておしまいじゃなくて、夕食として消費することでサクナヒメのステータスを一時的にアップさせることが出来ます。
序盤は貧困を絵に描いたようなショボい食卓だったのが、ゲームを進めれば進める程、おかずの彩りが豊かになっていくのが楽しくて、これがゲームを進めるうえで大きなモチベーションになりました。
特に初めて食卓に白米を並べことが出来たときの感動は忘れられません。
アクションは格闘ゲームリスペクト
アクションパートでは特殊な羽衣をゼルダのフックショットのように引っかけたり引き寄せたりしながら動き回りながら、敵に格闘ゲームのようなコンボを叩きこめます。
敵の攻撃をガードすることは出来ないものの3rdのブロッキングみたいな動きもあるので、やりこみ派の人はこれも駆使するんでしょうね。
どうやら製作者のひとりが格闘ゲームのディベロッパー出身だからこういう作りになっているみたいです。
意図的?ちょっと不便な箇所
ただ、手前のオブジェでサクナヒメの姿が見えなくなるところがあったり、敵を全員倒さないと進めない場所に出てくる敵をうっかり崖下に吹き飛ばしてしまってステージを大きく戻らないといけないこともあったりして、そこは普通に不便なんで何とかしてほしかったです。
まあ、5年も調整を繰り返してたみたいなんで、敢えてこういう不便さを残してるのかもしれないですけどね。
良質なベタは力強い
先述の通り、僕にとって一番ゲームで大事なのはストーリーなんですけれども、これも良かったです。
サクナヒメが仲間との触れ合いを通して神として成長していくストーリーは「まあ、ベタだよねー」といった具合に無感動に受け取ってたんですけれども、終盤から一転。
ベタなのは変わらないんですけれども、稲作してる間にキャラへの情が移ったからなのか、同じベタでもクライマックス付近の展開はすごく力強さを感じました。
純粋にとても良い話でした。
声優や音楽が特にいい仕事をしていたと思います。
本気になれば結構やりこめるし、僕のような浅瀬勢でも十分楽しめるし、ストーリーもなかなかのもので、総じて全方向隙のないゲームとなっております。
米作りも学べるので、気になった人は買ってみればいいと思いますよ。
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