作中で散らかした出来事が作中で解決しないのはいかがなものかと(キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー)

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冒頭からやけにキャプテン・アメリカの70年ぐらい冷凍保存されていたアピールが激しいからこれは何か後半に繋がる伏線だなと思ったら、なるほどなーという感じです。

 

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (吹替版)

ディズニー+で見ました。

 

 

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あらすじ

 「アベンジャーズ」のニューヨークの戦いのあと、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースはワシントンDCで静かに暮らし、現代社会に適応しようとしていた。しかしS.H.I.E.L.D.の仲間が襲われ、スティーブは世界を悪に包む陰謀に巻き込まれてしまう。キャプテン・アメリカは暗殺者から襲撃されながら、ブラック・ウィドウと力を合わせ陰謀を暴こうとする。新たな仲間ファルコンの助けも借りるも、彼らの前に強大な敵ウィンター・ソルジャーが立ちはだかる。

 

ディズニー+より引用

 

どんどんアクションが派手で想像を超えてくる

何だかMCU作品を見るたびに書いている気がするのですが、やはり今回も金のかかり方が凄まじく、同じ方向性のアクション映画では日本は絶対に勝てないんじゃないかと思うぐらい、役者も設備も整ってますね。

ブラックウィドウの超アクションやキャプテン・アメリカの盾芸は今回も面白かったです。

個人的にあんまりアクション映画成分を出されると眠くなるので、もうちょい尺は削ってくれても良いんですけれどもね。

 

相変わらずのオーバーテクノロジー映画

あとは前作のキャプテン・アメリカ/ファーストアベンジャーばりに謎のテクノロジー映画にもなってましたね。

アイアンマンの映画よりも出てくる機械がなんだかえげつなくて、車ひとつ取ってもボンドカーばりのテクノロジーが搭載されていたり、スパイ道具がスパイ道具の範疇を超えた性能をしています。

キャプテン・アメリカ作品だとこういうのが許されるんですかね。

 

中盤まではOK。終盤はちょっと納得行かない

肝心のストーリーはというと、序盤から中盤、70年前のファーストアベンジャーの話が時を経て現代に繋がっていることが分かるまでは結構面白かったです。

キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウの逃避行はありそうで無かった組み合わせなうえに、二人の掛け合いの軽妙さも良かったです。

そこからS.H.I.E.L.D.とヒドラの関係性が明らかにされる場面あたりはめちゃくちゃ興味をそそられたのですが、終盤になると「あれれ?」という感じが否めなかったです

めちゃくちゃ普通の人でどちらかというと噛ませ犬的な役割だと思っていた気さくな黒人が実は実質トンデモ能力持ちのファルコンだったことはまあ良いんですよ。

何でキャプテン・アメリカに頼まれたぐらいで命を張って協力してるのかがイマイチ飲み込めなくて、「きっとこの人は終盤裏切るからこんな素直なんだな!!」と納得してたら何事もなくエンディングを迎えてちょっとガッカリはしたんですけれども。

何が気に入らなかったかというと、ウィンター・ソルジャーとの関係性と、ニックとキャプテン・アメリカで価値観がすれ違いつつあることが明確に描写されていたのに、作中で決着が付いていないのがちょっとイマイチかなと。

もしかしたらアベンジャーズという大枠で見ると重要な作品なのかもしれないんですけれども、作中で散らかした出来事が作中だけで解決しきっていないのはちょっと単品としては評価が下がります。

せっかく良い出だしだったのに、そりゃ無いぜって感じです。

 


 

 

プロフィール

読書好きのゲーマー。
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