今月は本はあまり読めていなかったような気がします。特に後半。
その代わりMCU作品をかなり見ましたね。
目次
仕掛けを見破っただけでは終わらない(沙高樓綺譚/浅田次郎)
安易に「一流」とか「比類ない出来」とか言うもんじゃないと思うんですけれども、もうね、読み終わった瞬間に「これが一流の小説か……」と思いましたよ。
『地の文に嘘が混ざっていることが許される』という特殊ルールの小説で、人間の業を深く掘り下げるとここまで面白くなるのかと。
貧乏すぎたからだと思うんだけど、飯に感動した話がやたら多いぞこの本(深愛(しんあい)/水樹奈々)
今月のベスト本です。
水樹奈々の自伝です。
「騙されてるんだけれども、それを口にしたら全てが終わってしまうんじゃないか」という彼女の抱えていた辛さが赤裸々に書かれています。
天然ボケ主婦が過ごした戦時中の日常と、注意深い人にだけ伝わる裏設定と答えの無いメタファー(この世界の片隅に/コミック版)
映画版とコミック版のどちらが優れているかと聞かれるとすごく難しいです。
何故ならどちらのバージョンも作品として非常に優れているからです。
漫画版は注意深い人にしか分からない『多重構造』的な作りになっているのがポイントです。
吉本新喜劇ばりの妙な理屈で言いがかりを付けてくる検察や警察との戦いの記録(Winny 天才プログラマー金子勇との7年半 /壇俊光 )
2chに投下した体験談風に書かれた小説です。電車男風とでも言えばいいですかね。
日本の司法の問題点を浮き彫りにする1冊。
ほんっとこの国の司法関係怖い。
クライマックスだけ無かったことにすればクオリティはそれなり※原作未プレイ(ドラゴンクエスト ユア・ストーリー )
声を大にして言いたい。
この作品はみんなが叩くほどひどい映画じゃない。
ただ怒る気持ちもわかる。複雑。
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