あらすじ
人気アニメ「名探偵コナン」のテレビシリーズ特別総集編。劇場版第24作「名探偵コナン 緋色の弾丸」(2021年4月16日公開)でキーパーソンとなる赤井一家について、これまで断片的に明らかになっている彼らの正体や謎に焦点を当てる。
(中略)
劇場上映用に江戸川コナンによるナレーションを新規収録し、音響も新たに編集しなおされているほか、新規映像「赤井秀一からのシークレットメッセージ」や「緋色の弾丸」最新予告編も上映される。
映画.comより引用
名探偵コナンの凄さを今さら語る
名探偵コナンといえば本格ミステリーというニッチ気味なジャンルを取り扱いながらも原作の発行部数は2億部を突破、巻数もそろそろ100巻に到達しようかとしている化け物コンテンツです。
鬼滅ブームが強すぎてちょっと影が薄くなってしまいましたが、近年、安室透という新キャラが大人の御姉様方を中心に社会現象レベルの人気を巻き起こしたことはご存じの方も多いはず。
その人気たるや彼の本名である『降谷』姓のシャチハタが売れすぎてシャチハタ社が困惑するという珍事が起こるほどでした。
人気キャラ・赤井秀一
そして安室透と双璧を成す人気キャラが、次回作の映画でスポットライトを浴びる赤井秀一とその家族です。
赤井秀一というキャラは僕が小学生ぐらいのときから謎多き人物だったのですが、思わせぶりな演出や言動でストーリー上のキーパーソンであることは確定していました。
最近になってそんな彼の家族がストーリーに深く絡むようになり、『劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸』でついに彼らの全貌が明らかになる――となったところでコロナ騒ぎで公開が1年もの延期となりました。
今回の『緋色の不在証明』は、次回作の『緋色の弾丸』のためにテレビ版の赤井家が出演するエピソードを編集して作られた特別な総集編なのです。
僕は最近のコナンにはさしたる思い出は無いのですが、身近なコナンオタクから「総集編だから何も知らなくても大丈夫」と言われて見に行くことに決めたのですが――
こういうのでお金取らないでください
今までテレビ版でやった赤井家のエピソードを繋ぎ、エピソードとエピソードの合間にコナン君がナレーションをして軽く解説を入れるだけという映像を約二時間弱丸々映画館で見せられただけでした。
コナンを詳しく知らない僕がつまらないと思ったんだから、ファンはさぞかし怒ってるだろうと思ったんですけれども、映画.comのコメント欄では好意的に受け止められている様子。
うーん、総集編に文句をつけている僕がおかしいのかな……
本格ミステリー風の漫画でそれを許しちゃダメじゃん?
あと、今回のエピソードで気に食わないやつが一個あります。
コナンはあくまで本格ミステリー””風””の漫画なので出てくるトリックに文句を付けるというのは、ミッキーマウスの中の人に触れるぐらいには野暮なことなんですけれども、それを承知でどうしても言いたい。
可能な限りネタバレを避けて触れますが、赤井秀一に関するエピソードにはある大掛かりなトリックが一個使われてるんですよ。
そのトリックが明かされる場面は演出も相まって赤井秀一というキャラの凄味を引き立てる名シーンとしてファンの中で語られているんだと思うんですけれども、そのトリックで最も大事な役割を担っているのが””阿笠博士の発明品””なんですよね。
僕は劇中でそのシーンを見て「それがありなら何でもありになるだろ」って思ってちょっと萎えました。ほんっと野暮ですみません。
総集編はハッキリ言ってつまらなかったのですが、もはやこれを見てしまったからには『緋色の弾丸』を見ないと気持ち悪いので、上映されたら見に行こうと思います。
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