プロの翻訳家のエッセイ集?のような本です。
翻訳家を目指す人に向けて書かれているので、普通の人はあまり読む必要は無いんじゃないかと思います。
この本はAmazonPrimeに入会する、あるいは書籍読み放題のKindle unlimitedを使えば、初月無料で読みまくれます。(記事投下時点)
概要
翻訳家・柴田元幸が、翻訳に対する考え方や自身の翻訳手法について述べた、とっておきの100の言葉(と、なぜか本人のボケツッコミ)を集めた一冊。東京大学での翻訳の授業や、講演、対談、インタビューなど、さまざまなシーンのシバタセンセイが登場します。
Amazonより引用
僕が翻訳本を苦手な理由
ちょっと前のアガサ・クリスティーの本の記事でもさんざん書いたんですけれども、僕は翻訳された本って苦手なんですよ。
そもそも英語と日本語では言葉の体系や生まれた文化が違うので、完全に翻訳するのが無理な話なんですけれども、それでも訳者の人が原文の雰囲気を損ねないようにするために可能な限り原文に忠実な言い回しにするじゃないですか。
そうすると、どうしても自然に読めない箇所が出てくるんですよね。
僕はそれが嫌で、授業で英文を和訳するときはいつも直訳じゃなくて意訳してたんですけれども、受験勉強を頑張っていくうちにそんな志はどこかに忘れてしまいました、
この本の著者も同じ悩みは持っていて、意味が原文と等価であることはもちろん大事なんだけれども、読んだ最中の自然さも大事にするべきだと書いているのを見て、ちょっと親近感が湧きました。
まあ、翻訳に挑戦したことがある人なら面白いんじゃない?
僕は翻訳どころか英語もロクに出来ないんですけれども、翻訳家を志した人には多分面白い内容の本なんだと思います。
プロの翻訳家の著者が語る「翻訳論」のような抽象的な話もあれば、翻訳で””begin””をどう訳すかとか””probably””と””perhaps””をどう訳すかというとても具体的な話が載っています。僕には全然分からないんですけれども。
1時間程度で読めてしまうので、これが1500円以上してしまうのはちょっとどうかと思うのですが、アマプラ会員なら無料で読めるんで、興味がある人は気軽に読んで良いんじゃないでしょうか。
読者登録してもらえるとモチベにつながります!!
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