新興宗教は常に反社会的でなければならない。
STAGE7 コーネリア を 撃て
サイタマゲットーに潜伏するテロリストの掃討作戦に出るコーネリア。シンジュク事変に酷似する作戦を展開し、ゼロをおびき寄せることが真の狙いだった。コーネリアの罠だと知りつつも、ゼロとしてサイタマゲットーに向かうルルーシュ。ギアスの力でサザーランドを奪取したルルーシュは、ブリタニア軍を後退させるが…。
おおう、妹の身体がボロボロなのは皇帝のせいなのか……。
よい子の見る時間帯にやっていたアニメのはずなのに、こんな精神的グロを仕込んでくるとは思わなかった……。
皇帝が強そうに見えるのは8割が声優のせいなんですけれども、姉貴はちゃんと実力で強さを見せつけましたね。
サブタイトルがサブタイトルだから、まーた敵の幹部がルルーシュの当て馬になるのかと思ってたんですけれども、むしろコーネリアがルルーシュの上位互換すぎて震えます。
兵を纏め上げるだけならスザクの方が得意なんだろうけど、絶望的にあの二人相性が悪いからなあ……
STAGE8 黒 の 騎士団
河口湖畔のホテルで、日本解放戦線のメンバーが人質を取り立てこもる事件が発生。人質の中にはアッシュフォード学園の生徒会メンバーと、ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミアの姿があった。ユーフェミアを救うとコーネリアに宣言したルルーシュは、カレンたち「黒の騎士団」を率いて人質救助に向かうが…。
ブリタニアに対抗するためには忠誠心の高い手駒が大量に必要!
ということで、既に忠誠心高めなレジスタンスたちを纏め上げて黒の騎士団を結成したルルーシュ君。
弱肉強食を掲げるブリタニアで「弱者の味方」を名乗ることで、民衆の人気をゲット。
この感じ、どこかで見たことあるなあと思ったら、ちょっと前に読んだ完全教祖マニュアルでした。
この本によると教祖になるためには
・反社会的で弱者を救う教えを生み出す
・インテリを用意する
・「輪廻転生」みたいなイケてる哲学を用意する
という4ステップを踏むことが必要らしいです。
神とインテリはルルーシュ自身がなってるし、弱肉強食のブリタニアで「弱者の味方」と宣言するのはかなり反社会的。
そうすると残りはイケてる哲学。
これがないと信者が逃げ出しやすくなるそうですよ。
新興宗教・黒の騎士団の明日はどっちだ。
STAGE9 リ フ レ イ ン
弱者の味方として活動を展開していく黒の騎士団。イレヴンの間では英雄扱いとなるが、カレンもまた世の中を変えるために、ゼロは必要だと感じていた。そのような状況下、世直しの一環で、イレヴンの間で蔓延しているという薬物「リフレイン」の密売現場に潜入する黒の騎士団。カレンはそこである人物の姿を見る。
カレンがクスリに溺れた母親を捨てられないのはちょっと泣けたなあ。
「日本人はクスリで過去に浸りがち」という設定には何か制作側の皮肉を感じるような……。
植民地となった国のリアルもまざまざと描かれていて、今の世界情勢的にちょっとクる話でした。
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